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2011年12月24日 (土)

見直しどころじゃありません

見直しどころじゃありません

読売新聞 社説:八ッ場ダム 混乱と無策の果ての建設続行
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111222-OYT1T01309.htm

道路の付け替えなど関連事業に総事業費の8割がすでに投じられている。中止の場合、半分以上を支出した流域の1都5県に対し、政府が費用を返還しなければならなくなる問題もあった。

マニフェストを作成する段階でこうした事情を十分考慮したとは言えまい。欠陥や誤算が判明すれば、柔軟に見直す必要がある。八ッ場ダムから学ぶべき教訓だ。

いや、その前に「無理な事は約束しないようにしよう」じゃないか。マニフェストの他の目玉も、子供手当て・高速道路無料化・普天間(普天間はマニフェストには書いてないけれど)、出来もしない出来る道筋も見えない事を民主党は約束した。

「欠陥や誤算が判明すれば、柔軟に見直す」って言うのは悪くは無いけれど、それは、元の約束の多くが実現できる場合に言うこと。

全く出来てない、出来る見込みも無い約束をしてしまった場合には「見直し」じゃなくて「なんでそんな約束したか」を考えるべき。

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ぶっちゃけた話をすると、民主党のマニフェストをきちんと読んで、政治や経済を知っている人なら、マニフェストの実現不可能性は明白だったんじゃないかと思っている。

ひらたくいうと、民主党は「騙せるから騙した」ってこと。意識的にか無意識にかは判らないが。

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毎日新聞:群馬・八ッ場ダム建設:再開決定 政権公約、象徴崩れる 民主幹部「自公と変わらぬ」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111224ddm005010045000c.html

民主党がマニフェストに掲げた政策は子ども手当と高速道路無料化が断念に追い込まれたほか、農業の戸別所得保障も自公両党との3党協議で見直しの対象になっている。国会議員の定数削減も見通しが立たない。

子ども手当の撤回には、特例公債法案成立のため自公両党の協力を得る必要があるという「大義名分」もあったが、八ッ場ダムの建設再開には、それもない。

この日、前原氏は「(野田佳彦首相を)キャッチャーとして支える」とも語ったが、党幹部は「旧建設省出身の前田武志国土交通相が省益を通しただけで、自公政権と何も変わらない」とこぼした。政権交代をした意味が見失われかねない状況に、民主党内の不満は高まっている。

いや「自公政権と何も変わらない」と言うより、民主党政権は自公政権の劣化版に見えます。自公政権から経験と能力を半分引いて、空いた所にお花畑的な政治的妄想を詰め込んでいるかんじ。

「政権交代をした意味が見失われかねない状況に、民主党内の不満は高まっている」

不満に感じるのは理解できるけれど、それは自分達の能力不足が招いたもの。不満が高まっても執行部批判とか離党は出来るかもしれないけれど、逆に言うとそれだけの事しか出来ないだろう。

分派しても、あるいは現執行部を倒しても、自民党の劣化版の民主党の劣化版の政党か政権ができるだけ。いまより悪くなるだけ。

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民主党政権は解散し、国民にマニフェストとマニフェストの実行状況について採点を受けるべきです。

仕事で失敗やトラブルがあって、リカバリの見通しが悪い時には、下手に誤魔化そうとせず、正直に話して、判断を仰ぐことです。下手に誤魔化したり、納期まで時間があるからと引っ張ったりすると、関係者全員が不幸になりますから。

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