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2011年12月30日 (金)

安全神話

安全神話

中日新聞 社説:自然と謙虚に向き合う 震災と日本人
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2011123002000013.html

福島第一原発の重大事故は、放射能汚染を中心に真の収束には程遠い。この事故で原発安全神話は、まじめな研究者の警告を無視、国、電力会社、一部の学者が作り上げたことが暴露された。

良心的な地震研究者の成果は、原発の安全神話とは無縁である。しかし、事実が想定を超えたり仮説が反証されたら、それを受け止めて新しいデータの収集や解釈を進め、現状で可能な見通しを示すのが正しい科学のあり方である。破綻した仮説にしがみつけば、新しい神話を生みかねない。

「原発安全神話は、まじめな研究者の警告を無視、国、電力会社、一部の学者が作り上げた」

なんだかなぁ~。

事故の責任が「国、電力会社、一部の学者」にあることは事実だと思いますが、安全神話を作り上げたのは、それに加えてマスコミや反対派や無関心な庶民だったのではないかしらね。

  *       *       *

私は技術系の人間ですから、人間が作り上げたものに対する信頼と不信を同時に持っています。原発は安全ではあっても、今回の原発事故のような事故もいつかは起きるだろうと思っていました。

だた、自分が生きている間に起きるとは思っていませんでしたが。

人間の作るものには限界がある。完全はありえない。

例えば、何より大事な人間の命を運ぶ旅客機だって何年かに一度は事故を起こしています。何百人も死なせてしまったこともあります。航空機に関わる人間達の能力が低いとは思いません。でも、事故は起きる、何度も。

でも人々は飛行機に乗る。

  *       *       *

安全神話を作り上げたのは「国、電力会社、一部の学者」だけではありません。

反原発運動があまり情緒的だったのではないか、だから神話が生まれたのではないか。

人間社会では、社会全体の為に犠牲になる地域や人々がどうしても出てしまいます。犠牲が出ないように頑張ることは大事ですが、全く出ない事を要求して、全く出ないことの保障を求めたのではないか。だから神話が生まれてしまったのではないか。

安全神話を作り上げた責任を「国、電力会社、一部の学者」にだけ負わせるのはおかしい。

  *       *       *

私達は豊かな生活がしたい。電気をいっぱい使いたい。その為にリスクが発生する。きちんと考えないと原子力安全神話の次に自然エネルギー神話(再生エネルギー神話)が生まれてしまいかねない。

  *       *       *

原子力の安全神話は、「国、電力会社、一部の学者」にとって都合の良いものではあったでしょう。しかし、彼等だけで作り上げたかのような事を言われると、なんだかなぁ~と思ってしまうのです(そんな言い方をする方々を私は信用しません)。

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コメント

そのとうりですね。人間の行いにパーフェクトなどありません。いかに少なくするかです。安全神話は、マスコミが作ったと信じています。その実証例が福島原発の汚染水の処理水を強引に飲ませた記者をみれば明らかです。

投稿: 一粒の種 | 2011年12月31日 (土) 09時24分

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