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2011年12月30日 (金)

健康雑誌レベルの番組

健康雑誌レベルの番組

NHK 追跡!真相ファイル:低線量被ばく 揺らぐ国際基準
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/shinsou_top/20111228.html

生涯100ミリシーベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないのか?

福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。



25年前のチェルノブイリ原発事故で、大量の放射性セシウムが降り注いだスウェーデンでは、ICRP基準を大きく上回るガンのリスクが報告されている。

いま、誰もが不安に感じている「低線量被ばく」による健康被害。

国際基準をつくるICRPの知られざる実態を追跡する。

低線量の被曝については不安を持っているので、こういう番組があると見てしまう。ネット上の情報や書籍やそういったものを追っかけていて、もちろん出来る範囲でですが、現時点では、低線量被曝の健康被害は「大きくない」と判断しています。仕事などでのストレスやちょっとした不摂生によるものに対して小さすぎて計測できない程度であると判断しています。

ですが、こういった番組があると見てしまう。

どこかに不安があるのでしょう。あるいは、科学の進歩によって新しい知見がえられたかもと思うのでしょう。

  *        *        *

で、わざわざ録画して見たわけですが、そして感想ですが....見る必要なかったかも....でも見ちゃったから3つばかり書く。

ひとつめ、トンデル博士ってこんな人なんだ。

最初の出だしで低線量被曝によってガンが増えているという話をするのですが、そこで論文を書いたトンデル博士が登場します。ネットで検索して頂けると出てくると思いますが、このトンデル博士の論文のデータは解釈次第で「低線量被爆は体に良い」と言う結論を出すことも出来る微妙なものです。

低線量被爆の健康に対する影響は解釈次第でどうにでもなる程度の小ささしかない事を確認させていただいた論文です(素人の私にとっては、という意味ですが)。

そのトンデル博士が出てくる番組かぁ~。

ふたつめ、事例紹介で情緒に訴えるのは結構ですが、科学番組ではないですし。

トンデル博士が出てきた時点で微妙な気分になっていましたが、さらに、病気になった方々が出てくる。科学と言うより情緒に訴える番組な感じがしました。

人は情緒で動きます。科学的な知見があっても科学は道具に過ぎず判断は科学以外のもので行われる。権力とか金とか欲とか、あるいは情緒とか。

番組にも作り手があって、訴えたいことがあって、その為に情緒を使うのならそれもひとつの判断です。でも私が知りたいのは「低線量被曝はどの程度危険か」であって情緒的なものではない。

みっつめ、理解できるように勉強しろよ。

女性の出演者が「もっと情報公開して欲しい」なんて言ってるけど、情報公開されたら、あんた読むかい?理解できるかい?

特に、解釈前の生データなんか。

解釈には人間の意志が介入しうる。つまり解釈後の理解しやすくなったものには政治や金の力が働いているかも知れない。本当の理解をしようとしたら出来る限り生に近い情報にアクセスしないとダメ。

でも、そんな事が出来るのは、そして、理解出来るのはほんの少数の人間しかいない(私は「俺らの大部分はバカだ」と言っているのか?)。

それでも判断するために理解しようと私達は勉強し努力する。

マスコミが「もっと情報公開して欲しい」なんて言うとき、特に、一般人を代弁するような出演者が言うとき、同時に「勉強しろ」と言うメッセージも出すべきではないか(自分は「理解できるんかい?勉強してるんかい?」と突っ込みたくなる)。

  *        *        *

この番組への評価は色々でしょうが、科学的知見を期待した自分にとってはつまらない番組でした。

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コメント

記事とも関係なく、また、個人批判となるようなコメントはご勘弁願います。

投稿: 乱読雑記 | 2011年12月30日 (金) 17時13分

規約に書いておかないと自称と誤解されますよ。

投稿: 。 | 2011年12月31日 (土) 12時33分

後、政治家だろうが個人批判はやめると宣言したことを来年はまもってください。

投稿: 。 | 2011年12月31日 (土) 12時36分

このブログの管理人は乱読雑記ですので、乱読雑記の判断によってコメントを削除することがあります。

また、記事に登場した個人や団体についての批評批判はともかく、記事に関係のない方へを非難される場合は、ご自分でブログをお作りなったり当人のブログへのコメントで行うのが筋であり、政治的な事を扱っているからと言って他人のブログで行うのは、いかがな事かと思います。

尚、先程の乱読雑記のコメント「記事とも関係なく、また、個人批判となるような」は「記事と関係のない」と「個人批判」のAnd条件です。曖昧な書き方で申し訳ありません。

また、名前欄に「乱読雑記」と書かれたコメントは乱読雑記のものです。他人に乱読雑記の名前を使用された事は今迄のところありません。

ブログの管理人は一般的にコメントを削除(もしくは非公開と)する権限を持っていますから、詐称した場合、管理人に気付かれて何らかの対処が行われると思います。管理人を名乗るコメントが数日(数時間?)そのままであれば、それは管理人のものでしょう。

最後に繰り返しますが、このブログの管理人は乱読雑記ですので、コメントを削除するなどの判断は乱読の一存で行われます。それが気に入らなければ、自分でブログを起こされるが良いでしょう。ネットは広大です。

投稿: 乱読雑記 | 2011年12月31日 (土) 14時49分

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