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2012年1月22日 (日)

最悪のケースに思うこと

最悪のケースに思うこと

中日新聞:原発事故、最悪シナリオを封印 菅政権「なかったことに」
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012012101001950.html

東京電力福島第1原発事故で作業員全員が退避せざるを得なくなった場合、放射性物質の断続的な大量放出が約1年続くとする「最悪シナリオ」を記した文書が昨年3月下旬、当時の菅直人首相ら一握りの政権幹部に首相執務室で示された後、「なかったこと」として封印され、昨年末まで公文書として扱われていなかったことが21日分かった。複数の政府関係者が明らかにした。

「最悪シナリオ」については報道されていましたので知っていましたが、このニュースを読んで、どんなものだったのか改めて読んでみました。

東京新聞:福島事故直後に「最悪シナリオ」 半径170キロ強制移住
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012011202000041.html

シナリオでは、1号機で二回目の水素爆発が起きて放射線量が上昇し、作業員が全面撤退せざるを得なくなると仮定。注水作業が止まると2、3号機の炉心の温度が上がって格納容器が壊れ、二週間後には4号機の使用済み核燃料プールの核燃料が溶け、大量の放射性物質が放出されると推定した。

「二回目の水素爆発」ですか、建物の壁が吹き飛んでいるのにどうやって水素が溜まるんでしょうか。(溜まる場所があったとしても)少なくとも初回の爆発よりも小規模なものになりそうです。使用済み核燃料プールの核燃料が融けたり損傷することはあるでしょうが、爆発はありません(問題は原子炉に近づけなくなること、汚染物質の海への流出でしょうか)。

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全く事故が起こらない装置を造るのは不可能ですが、壊れるなら、爆発しないでダラダラ漏れるような装置を造ることは出来るんじゃないでしょうか。

例えば「炉心の温度が上がって格納容器が壊れ」るにしても爆発じゃなくて弱い場所を予め作っておいて、そこからの「漏れ」って感じにするとか、汚染水用のプールを事前に準備しておくとか、「使用済み核燃料プールの核燃料が溶け」るのを防ぐために、燃料プールは(津波被害を受けない程度の高さの)地上に作り、排熱は自然対流を使用して停電しても(計測器は止まるだろうけど)影響を受けないようにするとか。

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最悪の事故が起きても漏洩の範囲を極小化する原子炉は可能ではないか(問題はトライ&エラーが出来ないこと)。

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原子力の最大の問題は「風評被害」と「廃棄物(≒核燃料サイクル)」、さらに「長期間安全運転出来てしまうことによる気の緩み」ではないかと思います。

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