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2012年1月 7日 (土)

下っ端の視点だけではダメ

下っ端の視点だけではダメ

東京新聞:小金井市民の新たな選択
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2011122802000056.html

今回の選挙では周辺自治体から小金井市民の当事者意識の薄さが批判された。ごみは自区内処理が原則とされる中、他人任せにしない解決策を迫られた。

もっとも市民全体の意識が低いわけではない。環境省によると人口十万人以上五十万人未満の自治体で、一人一日当たりのごみ排出量は全国最少という。減量努力は評価されていい。

新たな民意はごみ問題への具体的かつ早急な取り組みである。稲葉市長は調布、府中両市と運営してきた旧二枚橋焼却場の跡地に処理施設を造ることや、多摩地域の清掃組合への加入を検討すると表明した。

小金井市のゴミ処理問題の原因は、清掃工場(焼却場)が小金井市に無いことです。小金井市で出てしまうゴミを小金井市では処理出来ないので、周辺自治体に負担をお願いしていることが騒ぎの原因なのです。

この事を忘れてはなりません。

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「もっとも市民全体の意識が低いわけではない。~(中略)~一人一日当たりのごみ排出量は全国最少という。減量努力は評価されていい」

つまり、小金井市市民は、ゴミ問題に無関心なわけではなくてゴミの減量に取り組んでいるが、清掃工場を負担するのは嫌な(嫌だった?)のです。

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なんだか原発問題に似ています。いえ、原発問題と言うより原発を含めたエネルギー問題でしょうか。

節電したら原発や火力発電所を少なくすることが出来ます。しかし、どんなに頑張って節電しても発電所を無くすことは出来ません。原発以外の発電所も問題を抱えています(火力発電所は有害な排気ガスを出しますし、水力発電はダムが必要です。自然エネルギーはパワーが足りません)。

発電所周辺に負担の無い発電所なんてありません。

高い意識をもって節電する、でも、発電所は無くせない。
高い意識をもってゴミ減量に取り組む、でも、清掃工場や最終処分場は必要です。

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「もっとも市民全体の意識が低いわけではない。~(中略)~一人一日当たりのごみ排出量は全国最少という。減量努力は評価されていい」

減量努力は必要ですし、評価されるべきと思います。しかし、それで十分なのは、悪い言葉で言えば「下っ端」あるいは「お上に従う人間」です。社会の運営に権利と責任を持った主権者であれば、どんなに努力しても生じてしまう負担を無視することは出来ません。

主権者たる市民であるならば、下っ端の視点で満足していてはいけません。

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