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2012年2月17日 (金)

相続税増税

相続税増税

時事通信:低所得者対策、詳細先送り=与野党論議の焦点に-消費増税
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012021700771

政府は17日、社会保障と税の一体改革大綱を閣議決定した。消費税率を2015年10月に10%に引き上げることを柱とする税制改正法案の策定作業に着手し、3月中の提出を目指す。ただ、低所得者の負担緩和策など詳細な制度設計が先送りされる項目も多く、与野党間の議論の焦点となりそうだ。

法案には、消費増税のほか、所得税の最高税率引き上げや相続税の増税などを盛り込む。また、経済状況が激変した場合に消費増税を停止できる条項や、15年以降のさらなる増税を念頭に今後5年をめどに法整備を行うことも明記する。

いまの相続税の仕組みに問題があることは確かだと思うが、単純にあるから課税して使うというは問題が多いのではないか。

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相続される資産は貯金のようなもので、一度課税して奪ってしまえば二度と得ることは出来ない。そこが所得税や消費税と違うところだ。親から子ヘ、子から孫へと相続される資産に課税し、親から子へのタイミングで収奪してしまえば、子から孫へのタイミングでは資産は残っていない(減っている)ので課税できない。

相続税増税は一度きりの使いきりの財源だ。毎年何兆円あるからと計算してしまうと20年30年後には行き詰まってしまうだろう。

孫子の世代のことを考えると簡単に賛成することは出来ない。

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いまの相続の仕組みが完璧だとは思わない。長寿社会になり、長寿そのものは良いことなのだが、80代の親が死に60代の子供が相続するといった場合、60代の子は受け取った資産を何に使うだろうか。

老後の資金か?

老後の資金も大事だけれど、出来得れば30代中頃~40代の人間に渡すべきではないかとも思う。私自身の経験を振り返ってみると、貧乏だったのは20代中頃で、30代はそこそこお金があった。でもお金が必要だったのは30代中頃から40代だ。家を買ったり子供に投資したりする。そういった事にこそお金をかけるべきではないか。

また事業を起こすような企業家タイプの人間は(私は違うが)60代にお金を渡されても意味ないだろう。

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長く続いている「老舗」というものがある。そういった家業を相続税で潰して良いのだろうか。

人間は全て平等であるべきであるという価値観からは、相続税を強化し、全ての人間が資産を受け取れなくするのも道かもしれないが、私は、多様性のある社会が好きで、何十年何百年と続いた老舗にも価値があると思う。

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と言うような事を考えると、資産(あるいは家業)を持っている人は、死ぬ前に託す相手を見つけて渡しておけ、とも思う(死ぬまで金や仕事を握ってんなよ)。若い世代に様々な資産を渡して(再投資・運用・継続させる)ような仕組みが必要ではないか。

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若い世代にお金を渡す仕組みが必要であるとは思う。あの世にお金を持って行けないことも事実で、金に執着して、金を握って死んでしまった人間からは取り上げてしまえと思わなくもない。

しかし単純に相続税を上げるのは問題が多いと思う。

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