歴史認識と政治的配慮を区別せよ
歴史認識と政治的配慮を区別せよ
中日新聞 社説:河村市長発言 歴史認識はしっかりと
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012022302000014.html
だが、市民を代表する市長として友好都市の訪問団に会った際に、歴史認識に食い違いのある問題で自らの見解を一方的に公にしたことは配慮が足りなさすぎる。
私は河村市長の「減税」を評価なんてしていないが、南京事件に対する態度には賛成する。そして、南京市からの訪問団の前でその意見を言う事については賛成しかねるている。ケンカは勝たねばならないが、いまケンカして勝てるように思えないから。
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引用元の社説を一読してみたが、南京事件の有無を問題にしていると言うよりも、市長としてこのような場面で言うべき事かどうかという主張に思えた。つまり政治的配慮を問題にしているように思える。
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それにしては「歴史認識はしっかりと」というタイトルはおかしい。タイトルどうり、彼の歴史認識を問題にしているであれば、どこでどんな場面で言ったとしても同じように非難しなければならないのであって、南京市の訪問団の前であることは大きな問題ではない。しかし、引用元の社説はそうではない。
中日新聞にとって歴史認識(南京事件の有無など)は政治的な場面に影響されるものなのだろうか。
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「南京事件」が政治的な存在であることは否定しないが、歴史認識と政治的配慮をごっちゃにすることに賛成は出来ない。
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