« ちりつもっ! | トップページ | 「李下に冠を正さず」って知ってます? »

2012年2月26日 (日)

憲法九条違反に対する態度

憲法九条違反に対する態度

毎日新聞:ホルムズ海峡:日本政府「P3Cで監視」検討 封鎖の場合
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120226k0000m010100000c.html

ただ、P3Cをホルムズ海峡有事に転用すれば、軍事衝突している当事国の武力行使との一体化となり、憲法違反の恐れがある。またホルムズ海峡での活動中に、アデン湾の警戒が手薄になることも懸念される。このため、政府は代替案として、現在アデン湾で活動している他国の軍がホルムズ海峡に向かった場合、他国が同湾で活動している警戒活動を日本が肩代わりする案なども検討している。

ホルムズ海峡有事の際に自衛隊のP3Cが偵察し情報を提供すれば、もうこれは紛れもなく紛争への参加でしょう。では「現在アデン湾で活動している他国の軍がホルムズ海峡に向かった場合、他国が同湾で活動している警戒活動を日本が肩代わりする」のはどうでしょうか。これだって参加になりませんか。自分が直接関わっていなければOKというゴマカシでしかありません。

  *        *        *

であれば、はっきりと参加してしまうか、あるいは全く参加せず孤高を貫き、参加した国から石油の割り当てが受けられず、石油不足になって不況になって倒産があいついで失業者や自殺者が増えても憲法九条を守るかのどちらかを選んだ方が良いと思います。

  *        *        *

参加は憲法違反であっても十分に可能です。

2008年の名古屋高裁の判決を思い出しましょう。あのとき名古屋高裁はイラクへの自衛隊への派遣を違憲としながら差し止めませんでした。今回、P3Cをホルムズ海峡有事に転用したら市民団体から裁判を起こされるでしょう。でも名古屋高裁と同じならば差し止めることは出来ないというかしないでしょう。ブツブツ文句を言うだけ。

憲法九条違反の紛争参加をしても憲法九条は何もできません。

気にしないでも平気。

でも憲法違反を気にしないと言うのは危険です。いまの民主党政権を見ていると、節度が感じられません。違反であってもかっこ悪くても実力行使されて負けるのではなければ、我侭勝手にふるまっています(菅前首相が職にしがみついたのを思い出しましょう)。いちど憲法九条に違反して平気だという経験をすれば、ほかの条項も無視して平気になるかも知れません。

これが参加する場合のデメリットです。

  *        *        *

参加しない場合のデメリットは明確です。石油が手に入らなくなること、石油ショックの再来です。だって、石油の為の紛争に参加しないでおいて、石油下さいなんて言っても相手にしてもらえません。

  *        *        *

憲法九条を守って経済不況をさらに深刻化してワーキングプアや失業者や自殺者を増やすか、憲法を軽視する風潮を助長するか。

日本は、嬉しくない2択を迫られています。

紛争そのものが起きなくて選択を迫られなければ良いのですけれど。どこの国の軍人であっても傷ついて欲しくありませんし。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« ちりつもっ! | トップページ | 「李下に冠を正さず」って知ってます? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/54078828

この記事へのトラックバック一覧です: 憲法九条違反に対する態度:

« ちりつもっ! | トップページ | 「李下に冠を正さず」って知ってます? »