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2012年2月 4日 (土)

新たな被差別民の発生なのか

新たな被差別民の発生なのか

毎日新聞:連載「原発労働の闇」:日当の約8割は「ピンハネ」/暴力団の影、末端労働者は泣き寝入り
http://mainichi.jp/seibu/news/20120203sog00m040003000c.html

北九州市の吉村正樹さん(61)=仮名=は7年前まで14年間、市内の建設関連会社で働き、全国の原発に派遣された。勤務先と原子力メーカーなど元請け企業の間には二重三重に会社が入り込み、時には太平電業が入ることもあった。配管補修が主な仕事だったが、現場ごとに異なる会社から指示を受けた。電力会社から元請けに支払われた日当10万円は、吉村さんに支払われる時には1万8000円になった。8割以上が「ピンハネ」された形だが、吉村さんは「吸い上げの世界。大きい所がもうかる仕組み」と解説する。

多重派遣、あるいは、孫請け曾孫受請けはどの業界にもあるもので、決して望ましいとは思いませんが必要な場合もあります。判断基準は間に入った業者がどんなサービスを提供しているかによります。間に入った業者がトラブルの対応や防止をしたり責任をとってりしているかどうかなどです。

「日当10万円」が「1万8000円」になるのは驚きです。中間に入った業者はどんなサービスをしたら正当化できるんでしょうか。求人(人集め)に手間やコストがかかるとしても、日当をどんと上げるほうが(中間搾取をちょっと減らしたほうが)結果として儲かるんじゃないでしょうか。

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原発1基の定期検査には1000人以上の作業員が必要とされるにもかかわらず、求人票をハローワークで見かけることはまずない。ほとんどが縁故や紹介で集めている。ある労働局職員は言う。「彼らは電力会社が傷つかないようにとても気を付けている。縁故者なら結束力も強く口も堅い。そこには彼らの世界がある

原発事故後の世間の対応、特に放射性物質に対する態度は「穢れ」思想を連想させました。さらに連想すると原発労働者は被差別民の方々と似ています。被差別の方々はその当時の「穢れた」と思われていたものを扱う職業を担っていました。それと似ています。

そして被差別の方々が全員貧しいのではなくて、その束ねる立場の人間は豊かだった。いまの原発労働の状況で言えば、中間に入った業者の立場でしょうか。

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原発労働の状況は良くありません。電力会社に責任があることは間違いありませんが、電力会社だけが悪いわけでもなく、電力会社だけで改善も出来ない問題だと思います。

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コメント

細かい仕事の中身はわからないのです憶測でしかありませんが、普通の配管工なら日当18000円は高いですよ。国交省では労務費調査というのをやっています。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/01/010328_4/03.pdf
そこで一般的な「元請けに支払われる労務単価」が決まります。さらに元請には材料費や間接費といわれる、工事に伴って付随する現場事務所とか管理する人の経費が上乗せされます。そんなのをひっくるめて、煽るために10万円という数字を書いているのかなと。元ネタの数字の根拠が不明ですから、分かりませんが。おそらく、数字の根拠は色付きの記事でしょう。

投稿: 愛読者 | 2012年2月 6日 (月) 17時21分

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