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2012年3月13日 (火)

知恵がないのです

知恵がないのです

毎日新聞:社説:公務員の新規採用 過度の抑制は問題だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120313k0000m070088000c.html

消費増税への国民理解に向けて政府が「身を削る姿勢」を示すことは大切だ。だが、若い世代にしわ寄せする形で極端に採用を絞りこむことは慎重に検討する必要がある。人事院調査で判明した退職給付の官民格差の是正などを優先すべきだ。

政府の行政改革実行本部は6日、新規採用数を09年度比で4割超削る方針を決めた。行革のアピールに向け採用5100人以下への絞り込みを目指すものだが4割減だと09年度比でも歳出削減額は約80億円で、効果は限定的との指摘もあった。



若者の就職機会を奪うことで結果的に犠牲を強いる点も問題がある。新卒者の雇用状況全般が厳しい中、政府が率先して経費削減の名目で採用を絞りこむことが妥当だろうか。

新規採用の抑制は、マイルドな人減らしの方法だ。それは組織内に生まれる軋轢の小さい方法だ。無能な、あるいは、社会の変化によって必要とされる能力と持っている能力のミスマッチしてしまった人間を解雇するよりも、新規雇用の抑制と配置転換は、組織に軋轢を産まない。

  *       *       *

しかし、社会にとっては、引用した記事にもあるように「若者の就職機会を奪うことで結果的に犠牲を強いる」ことになる。

私企業であれば、それで良いかも知れない。しかし、政府がそれで良いのだろうか。

何か、もうひと工夫が欲しいところだ。例えば、全体に給与を下げて、雇用する人数を増やすような、ワーキングシェアのようなことは出来ないのか。

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単純な新規雇用の抑制に、それも大幅な抑制に、知恵の無さ(あるいは高度成長期からの惰性)を感じてしまう。

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コメント

今のJR(昔の国鉄)は大幅に採用を控えた時期があったため、団塊の世代が退職した今、中途をさかんに採用していますね。人口減少社会では公務員(財団なども含めて)も人口に比例して減っていくべきですが、急激な採用控えは組織をいびつにして次世代にツケを残すだけになります。そういう意味では天下りを叩きすぎて、退職できなくなった公務員がポストを占めたままで、国家公務員は組織がおかしくなってきていますから、今後ますますいびつになって国の機能がおかしくならなければいいのですが。。。むしろ、変な手当をいっぱい付けてぬくぬくとしている地方公務員の方に問題があると思いますが、なかなかこの議論はされませんね。最近は橋下市長がようやく言い出しました気もしますが。

投稿: 愛読者 | 2012年3月13日 (火) 08時39分

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