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2012年3月25日 (日)

不安だから

不安だから

ニューズウィーク:人種差別は薬で治る精神疾患?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/03/post-2466.php

一般的によく使われている心臓病の薬で、潜在的な人種差別意識が改まる可能性がある――そんな研究結果が発表された。

研究では、交感神経の働きを抑えるベータ遮断薬「プロプラノロール」を服用した人と、プラシーボ(偽薬)を服用した人を比べた。すると前者のほうが、人種的偏見を抱く傾向が少なかったと、英インディペンデントが報じた。

プロプラノロールは、心拍などの自律的機能をコントロールする神経回路に作用する。同時に、恐れや感情反応に関係する脳の部位にも作用する。そのため不整脈や高血圧などのほか、不安やパニック障害などの治療にも使用される。

今回の研究結果は、人種差別は「恐れ」に根差すものだという事実によって説明出来るだろう――研究を行った科学者たちはそう考えていると、オーストラリアAP通信(AAP)は報じている。

薬をのんだら影響があった、だから病気というのは短絡的に過ぎますが(ニューズウィークの記事に「?」がついているのもそのせいでしょう)、薬を服用することで政治的な問題(移民に対する態度など)に影響が出ることや、政治的に右翼の人の脳の不安を感じる部位が、そうでない人々にくらべて発達していることなどは知られています。

それは「人種差別は『恐れ』に根差すものだという事実によって説明出来る」からです。人種差別や排外主義の本質は「異質なものに対する不安」です。だから、薬の影響を受けるし、生得的に不安感の強い人は排外主義的になりやすい。貧困層(経済的・物理的な安全が確保されていない人々)は排外的になりやすい。また、「不安だから」という原因は貧困層にかぎりません。隣国の興隆は全ての階層を不安にし国全体を排外主義的にする。

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人種差別や排外主義は病気ではないし、正しくもない。不安や恐怖に対する自然な反応のひとつだ。

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人種差別や排外主義を減らしたいなら、国民を不安にさせないこと。国民に安心を与えることだ。

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「教育の危機」とか「独裁の危機」とか、このままじゃ日本はダメになる系の不安を煽っているの方々は、時として、民族差別に反対する。しかし、不安に訴えることは、人種差別と排外主義の土壌を育てていることになる。皮肉な事だと思わずにはいられない。

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コメント

昔は韓国や韓国人の事は嫌いでなかった。好きでもなかったけど。
ソウルオリンピックが名古屋を破って決まった時、日本は一回やっているからいいんじゃないと思った。

しかし現在の韓国の言っていることやっている事を知れば、こいつは何を言っているのかとならざるを得ない。

それより放射脳の人達はどうしてこうなるの?

投稿: 八目山人 | 2012年3月25日 (日) 11時57分

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