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2012年5月 6日 (日)

原発が動かなければ関西で電力不足が起きるのは予想できたこと

原発が動かなければ関西で電力不足が起きるのは予想できたこと

琉球新報 社説:全原発停止 再稼働なき安定供給追求を
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-190849-storytopic-11.html

一方、原発ゼロが想定されていたにもかかわらず、電力の安定供給に向けた取り組みは後手後手に回っている。沖縄電力を除く電力9社の需給予測は、このまま原発が再稼働せずに猛暑となった場合、北海道、関西、九州の3電力管内で電力不足に陥るとした。

関電に至っては、「大飯原発を再稼働しても安定供給は困難」(岩根茂樹副社長)との見通しだ。具体的な積算根拠も示さず、いたずらに電力不足を言い立てるのは極めて不誠実だ。再稼働を急ぐ余り、消費者に脅迫観念を植え付けるような電力会社や政府の態度は言語道断だ。

私には、原発が動かなければ関西で電力不足が起きるのは当然に予測できる事だと思っていたので、いまさら脅しだなんだと言うのことが不思議でなりません。

だって関西電力の原発依存度は40%だそうなんですもん。

単純に考えて下さい、守銭奴の経営者が余分な設備を維持すると思います?

安全率を考えて、電力設備はピークに合わせて準備する必要があるし、供給に失敗した時の叩かれ具合を考えて、多少の余裕は持つでしょうが、40%もの設備が止まっても平気なほど設備に余裕を持つなんてことは有り得ません。

設備はコストです。余分な設備は余分なコストを産んで、儲けを減らします。

資本家や経営者が、儲けを減らす(余分な設備を40%分も維持している)なんてことがあるでしょうか。

  *        *        *

「具体的な積算根拠も示さず」

私には、積算されたものや詳細な根拠を示されても理解する能力がありません。しかし、資本家というか経営者は儲けが大好きでコストが大嫌いだという事を、経験から理解しています。

その経験からの理解によると、40%もの余分な設備は無くて当然のことで、詳細な数字を見るまでもなく予測できる事なのです(何基の原発を動かせば乗りきれるかはまでは判りませんが、ゼロでは酷いことになるぐらいの事は判ります)。

  *        *        *

なんで、こんな簡単な事が(経営者が儲け大好きだってことから推論できることが)判らないのか不思議でなりません。新聞記者なら経営者の儲け主義なんてイヤと言うほど見てるでしょうに。

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コメント

電力の40%を原発で供給しているのなら、それが無くなるれば電気が不足するのは分かりきったことですね。
原発再稼働に反対する滋賀県や福井県知事、橋本大阪市長の言葉に乗せられて原発をやめちゃって。
その被害を受けるのは関西の人たち自身です。
夏になると結果が分かるでしょう。

投稿: hoente | 2012年5月 6日 (日) 22時38分

近畿の首長たちは別に原発を止めろとは言ってませんよ。
キッチリ調査をして安全を担保してから稼動せよと主張しているのです。
ところが、民主党政権が「安全ですよ~」とまったく根拠も無くほざいて稼動させようとするから話がこじれたわけで。
関電の態度も首長たちを怒らせた原因のひとつです。
「稼動を許してくれたらデータを出す」なんてw
誰でも怒るでしょ?
隠岐では深海魚や鯨の漂着が異常なほど増えているそうです。
何か起きても民主党政権は責任から逃げますし。
とにかく今は、関電が正確なデータと積算過程を首長に提供し説得する努力をすべきです。
民主党も関電もプライドが高いから「頭を下げるくらいなら停電にしてしまえ」と思ってるんでしょうが、停電を喰らった府民県民の怨嗟は必ず政権に跳ね返ってくると思いますよ。

投稿: 通りすがり | 2012年5月 7日 (月) 18時14分

関西電力がどんなに正確な数字を出しても、結局のところ、(再稼働なしでは)電力が足りないというのは変わらないでしょう。

民主党がグダグダ、関西電力が傲慢と非難することを否定しません。でも、バカで傲慢で非難されて当然だとしても、電力が足りないという事実は変わりません。一般の企業や庶民が苦しむのは変わりません。

やるべき事をしていない、その人間を非難してはいけないとひと言も言っていません。で、その非難だけしかしなかったら、結局苦しむのは、誰なのでしょうか。

関西の首長さんなど、責任のある方は、悪いヤツを非難する前に、庶民を苦しめないという政治の最も大切な仕事をしてもらいたいです。

投稿: | 2012年5月 8日 (火) 06時24分

>具体的な積算根拠も示さず

関電は、40%発電能力が下がって、始めは16.9%だったかな、不足って言ったのは。
次に14%、その次が13%だったかな。
段々、不足分が減ってきている。
積算方法によって、違う結果がでるらしい。
だから、どんな根拠で積算したかを示して欲しいと、言っている。
時刻ごとの不足を示してもらえれば、節電や稼働時間の移動も検討できるが、一切、それを出さず、グロスだから、検討しようにも検討できないという現実。

関電は、グロスで儲けがでるか、どれだけ原価をのせたらいいかで、やってきたからね。
一般企業のように、細かく原価を計算して値上げしないで儲けを増やすにはなんて努力しないで儲けを出していたからね。
具体的な積算根拠を出せ出せといわれても、出す能力がないのです。

投稿: a | 2012年5月 9日 (水) 19時40分

a さんこんにちは

> 具体的な積算根拠を出せ出せといわれても、出す能力がないのです。

あるいは我々に判断する能力がないか(技術系の人間なら(経験の浅い頃に)キチンとした資料が目の前にあるのに理解できないで失敗した経験のひとつやふたつはあるものです。と言ってもaさんが技術系の人間かどうか知りません。「目の前の資料を理解できない」でトンチンカンな質問をして恥をかいたのは私です)です。

 * * *

a さんのおっしゃるように、関西電力がきちんとした数字を出す能力がないとしたら、よっぽど余裕を持たないと、大停電の危険があると言うことです。

だって、いくら用意したら安全かも判らないってことなんですから。


投稿: 乱読雑記 | 2012年5月10日 (木) 00時03分

正確に言えば、関電はデータを持っているでしょう。

積算の根拠を出す→発電能力の精査→原価の見直し
となるので、値上げをしたいと狙っている関電には、不利な情報になるので、その点からも、出せない。

では、情報を出さずに値上げを言ったらどうなるか?
値上げの根拠→発電能力の精査→原価の見直し

どっちにしても藪蛇。
企業努力しろ~と、斬りこまれる。

今まですんなり値上げが通っていたので議論する風土が社内に育っておらず、そういう意味でも出す能力がないのです。

投稿: a | 2012年5月10日 (木) 15時54分

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