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2012年5月 1日 (火)

価値観への介入は許されるか

価値観への介入は許されるか

アメーバニュース:ワイドショーを見る親が子どもの学力を下げている? 子ども社会に広がる学力格差【話題】

2009年にお茶の水女子大学の研究グループによって行われた「家庭背景と子どもの学力等の関係」調査によると家庭内の文化的教養度、さらに家庭内の教育力が子どもの学力に関係しているということだ。

例えば、学力の低い子どもの親によく見られる行動は「テレビのワイドショーやバラエティ番組をよく見る」「携帯電話でゲームをする」「パチンコ・競馬・競輪に行く」「カラオケに行く」だという。

反対に「子どもが小さいころ、絵本の読み聞かせをした」「博物館や美術館に連れて行く」「ニュースや新聞記事について子どもと話す」という行動を取っていた親のもとで育つ子どもは学力が高いという結果が出たということだ。

「親」は成人だよね。つまり、娯楽に、博物館や美術館を選ぼうが、ワイドショーを見ることを選ぼうが、図書館を選ぼうが、パチンコを選ぼうが、本人の自由だと言うこと。

どんな娯楽を選ぶか(子供ならともかく、大人であれば)社会が介入するべきことではない。でも、子供の将来(に直結する学力)を考えたら、介入するべきかもしれない。

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子供は親を選べない。

親が貧乏だからといって子供の将来が制限されるのは良くないという事には賛成する方が多いだろう。では、親の娯楽の嗜好が子供の将来に影響するとしたら、社会は、親の嗜好に介入するべきだろうか(例えば、学校の先生は「ワイドショーなどはあまり見ないようにしましょう」などと言うべきだろうか)。

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価値観の継承は、人間の継承そのものだ。大袈裟な話をすると、日本が日本であるのは、日本の文化(≒価値観)が継承されているからだ。個人や家族のレベルで言うと、親の価値観が継承されないようすることは、その家を断絶させる事に(≒子供を持たせないようにする事に)等しい。

個人の価値観は、社会や国家が介入するべき事柄ではない。しかし、介入しなければ、貧困が継承されてしまう。

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