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2012年5月28日 (月)

思い込みです(それに技術も知らないようだ)

思い込みです(それに技術も知らないようだ)

信州毎日新聞 社説:電力自由化 脱原発の推進力にも
http://www.shinmai.co.jp/news/20120528/KT120526ETI090009000.html

家庭向けを含むすべての電力販売の自由化が進展しそうだ。電力改革を検討している経済産業省の専門委員会で、方向がまとまりつつある。

電力販売が自由化されれば顧客は、例えば料金の安い電力会社や、原発依存度の低い電力会社を選ぶことができるようになる。電力事情は一変する。過疎地などの電力供給に問題が生じないよう気をつけながら制度設計を進めて、なるべく早く実現したい。

では自由化されたら、私は意識的に原発依存度の高い電力会社を選びたいと思います。

  *        *        *

2つばかり書く。

ひとつめ、電力自由化が、本当に「自由」であるならば、上に書いたように「原発の電気を選ぶ自由」もあるはずだと言うこと。そして意識的に原発を選ぶ人間が出てくるだろうと言うことです。私はエネルギー源を多様化すべきとの考えから、また原発は世間が言うほどには危険ではないという考えから、原発を維持すべきと思います。しかし、世間では原発への反発が多い。原発の技術は維持すべきですから意識的に原発依存度の高い電力会社を選びます。

自由化で「原発依存度の低い電力会社を選ぶことができるようになる」のは正しいですが、結果として、「脱原発の推進力」になるかどうかはかなり微妙でしょう。

信州毎日新聞社説の言う自由が本当に意味で自由であるならば、ですが。

ふたつめ、「過疎地などの電力供給」も心配ですが、もっと心配なのは電力供給元が増える、そしてコスト競争をする。結果として供給が不安定になります。大停電の可能性が出てきます。大都市であってもです。

自由化で第一に心配なのは「コスト競争による低品位の電力が混ざることによって停電が起きること」です。この心配が現実なった時、過疎地も都会も関係なく、停電に見舞われるようになるでしょう。

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西日本新聞は「自由」の意味も電力の不安定さも理解していないのではないか、と思わされた社説でした。

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コメント

>過疎地などの電力供給

過疎地に電気が来ないというイメージが浮かばない。
現在、電線が配線されてりるところは、電力がくるでしょ。
安いところの電気がこない?
それは、ない。
人が運ぶものなら、安いところの物が届かないはあるが、電線を伝わってくるものに、それはない。
帳面上で、相殺するだけの話なのだ。
遠くの北海道電力が安いからと言って、北海道電力の電気がくるのではなく、近場の電力会社の電力が届けられて、電力会社間で価格差を相殺するだけなのだ。

まさに、「電力販売の自由化」の意味を知らない「思い込みです(それに技術も知らないようだ)」と思う。

投稿: a | 2012年5月28日 (月) 23時17分

電力の自由化といいますが、結果として価格競争になります。原子力発電をしない電力会社は、太陽光が42円/kwhのように他はそれ以下ですから相当割高になり、結果として電力が売れず倒産します。自由かといっても全てバラ色になるわけがありません。郵政を民営化しても結局、変更してしまいましたし、国鉄の民営化して駅周辺の弱小商店が倒産するがごと全てにメリットとデメリットがあります。このような観点で論議しないで単に既存の電量会社を悪者にして事足りるとする風潮が怖いです。

投稿: あんざいしろう | 2012年5月29日 (火) 08時35分

僕も原発派です 日本の技術を信用しようよ 女川 福島第2 あれだけの地震でも停止した日本の技術 マスコミの宣伝乗せられたら遺憾是よ

投稿: 薩摩の昔船乗り | 2012年5月29日 (火) 11時38分

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