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2012年5月30日 (水)

芸人本人の生活保護が出てきそう

芸人本人の生活保護が出てきそう

ZAKUZAKU:吉本興業“生活保護”問題にピリピリ!芸人を一斉聴取
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120530/dms1205301135007-n1.htm

「梶原の母親も正式な手続きを踏んでいるので不正には当たらない。ただ、河本の問題があったばかりでタイミングとしては最悪。収束しかけた騒動が再燃し、『まだ(受給者が)いるのではないか』との周囲の疑念も呼びかねないため、所属タレントに対して一斉に聞き取り調査を始めた」(吉本興業関係者)

吉本には年収100万円に満たない駆け出しのタレントも大勢所属している。こうした若手は対象外だが、「専属マネジャーが付く、テレビへの出演機会が多いメジャーどころには軒並み聴取している」(同)という。

騒動のこれ以上の波及を食い止めようと、吉本内部はピリピリムードに包まれている。

昔テレビで見た漫才で、若手のコンビが初めての確定申告について話していた時の事を思い出す。一生懸命、明細や領収書をあつめて、当人は大真面目で、二十数万の収入を申告したら、税務署の人が「収入はこんだけですね!」とちょっと厳しめに言う。で、まじめに「本当にこんだけです」と言うと、書類にハンコをおして「では、生活保護の窓口で相談してください」と言われた。

笑えるような、笑えないような話だったけれど、実話だったのかもしれない。

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若手の芸人やアーティストや漫画家など、売れてなきゃ収入が100万に届かないなんてざらにあることだろう。

100万にも届かない収入なら、親兄弟ではなく本人が生活保護を受けていたとしても不思議でもなんでもない。吉本興業による調査の対象ではないようだが、週刊誌あたりが騒ぎ出しても不思議は無い。

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生活保護を受けながら、芸人を目指すことはどうなのだろうか。制度の主旨から逸脱している(本来なら吉本興業が生活できるだけの給与を支払うべきではないか、漫才をあきらめてバイトでも何でもすれば収入が得られるのではないか)とも思えるし、一方で、天才のタマゴを守っているような気がしないでもない(そこから脱して売れるようになる人間は極少数だろうけれど、そして、残りはどうなるだろうか)。

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生活保護の目的が、保護だけなら(貧乏なことが判っているのに)本人が好きでやっている事を保護する理由はない。しかし、区別はとても難しいだろう。結果、フリーライドが防げないなら、いっそのことベーシックインカム的な考えでバラ撒いてしまうというのもひとつの考え方だ。

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行政に出来ること出来ないこと。あるいは、人間の判り合えなさを考えた上で、生活保護制度は再設計するべき時に来ているかもしれない。

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