これが放射脳なのか
これが放射脳なのか
読売新聞:汚染地域の人の血、ほしいですか…市議つぶやき
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120526-OYT1T00190.htm?from=main6
群馬県桐生市の庭山由紀市議(43)(2期、無会派)が25日、市役所本庁舎前に献血車が止まっているのを見て、簡易投稿サイト「ツイッター」で「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか」などとつぶやき、市に苦情の電話やメールが殺到したことが分かった。
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騒動を受け、市議会は急きょ各派代表者会議を開いた。庭山市議は自らの発言であることを認め「私は(桐生市が)放射能汚染地域だと思っている」などと述べた。市議会は28日以降に再び各派代表者会議を開く。桐生市の庁舎前では年4回、県赤十字血液センターによる献血を行っている。
「放射能汚染地域」ですか。何を持って放射能汚染地域とするかで桐生市が当てはまるかどうかが決まりますが、仮に「健康に影響がでる」とするならば、桐生市が当てはまるとは思えません。
最近のWHOとMITがそれぞれ独立に福島の事故でガンの増加はほとんどない(計測不能なレベルに止まる)と発表しています。
ぐぐると、信夫山ネコさんによる日本語訳がありました。
英文なので(私には)ニュアンスや正確に理解しているか不安ではありますが、福島原発事故による放射能で死ぬ人間はいないだろう(健康被害があるとしたら原発で事故対応にあたっている作業員でしょう)と解釈しました。
ですから私は桐生市で採血したからと言って、その血が汚染されているとか、その血液を輸血された人の健康に影響がでるとか全く思いません。
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しかし、この発言はもっと悪いと思います。科学的知見に反するとか異説を支持するとかのレベルを越えています。
「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか」
穢れ思想による地域への差別ですよこれは。
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ところで、この議員さんは「私は(桐生市が)放射能汚染地域だと思っている」ともおっしゃっているそうですが、本当にそう思っているのでしょうか。穢れてしまったと思っているのはありそうですけど、本当に健康被害がでると思っているなら、自分自身は退避しないで平気なんでしょうか(もしかして、すごい勇気を振り絞って(ありもしない)放射能の恐怖に耐えているのかしら)。
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