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2012年6月 8日 (金)

それだけじゃなくて

それだけじゃなくて

朝日新聞 社説:一体改革、修正協議へ―次世代支援が最優先だ
http://www.asahi.com/paper/editorial20120607.html#Edit1

だが、その前に、なぜいま一体改革なのか。原点に戻って考えてみよう。

それは、減っていく現役世代が、増えていく高齢者を支え続けられるかどうか、その持続可能性が危ぶまれているからだ。

だから改革の核心は、第一に高齢者も含めて幅広く負担を分かち合うこと。第二にこれからの世代に「支える力」をつけてもらうこと。

朝日新聞の社説の言っている事は間違っちゃいないけれど、それだけか?と思ってしまう。他社の社説や論評でも、ようするに経済が成長しないし、なにより高齢化社会を支えられない(高齢者の年金や福祉が維持出来ない)から、次世代を支援しないとならないというような態度を感じる。

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まるで、老後の世話をしてほしくて、結婚相手や子供を欲しがるオヤジみたいだ。

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少子化、社会の停滞、こういった事が起きるということは、様々意味において社会的な資産を食い潰していると言うことなのだと思っている。いまの高齢者は、日本の発展に寄与しただろうけれども、それが可能だったのは、それ以前の日本があったから。日本の社会的な資産(秩序や勤労を是とする文化など)があったからこそ戦後の高度経済成長は可能だった。

人間は生まれた時から様々なものを、周囲から(つまりや親などの大人)学ぶ。子供に取って「周囲」とは過去の人々が作った社会、先人たちから引き継ぐべき遺産そのものだ。人間は様々なものを先人達から引き継いでいる。そして、子供の世代に引き継いだものを渡してゆく。

高齢者に言いたい。次世代(若者)が自分達よりも活力が無いように見えたら、次世代の生活が自分達よりも良くないように見えたら、それは自分達が社会的資産を食い潰しているのではないか。その皺寄せが若者にいっているのではないか。そう考えてみる必要があるのではないか。

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次世代支援は大切であること、現在の次世代支援では不十分であることには同意する。高齢化社会を支えるという視点も大事だろう。しかし、高齢者に「あなた達が日本を(さまざまな意味で)食い潰しているのではないか」と問題提起し、子供達に貧乏させて自分達は年金をもらって満足なのか(幸せを感じるのか)と問いかけるべきだ。

老後の世話をしてほしくて、結婚相手や子供を欲しがるオヤジみたいな言葉だけじゃつまらない。それが本音だとしても、それだけじゃダメだ。

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コメント

下が上を支えるのではなく、生まれ年ごとの年金、個人年金の年代別の年金にすべき。
すでに、厚労省に試算はある。
だけど、民主党では言いだせないだろうなぁ。
やっと、野党時代に反対した共済年金と厚生年金だけでも統一するという自民党案そのままを賛成することにした党だもんねぇ。

投稿: a | 2012年6月 8日 (金) 11時10分

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