« 抗議のポイントは | トップページ | 別解 »

2012年6月 2日 (土)

本当の危機は

本当の危機は

読売新聞:生活保護受給者 9割に扶養義務親族…札幌市
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120602-OYT8T00015.htm

札幌市の生活保護受給者約5万世帯のうち、9割が民法で扶養義務を負う親族がいる一方で、親族からの仕送りを受けているのはそのわずか4%、1790世帯にとどまっていることが1日、分かった。扶養義務を負う親族の中には、経済的に余力のある親族もいるとみられるが、市には、その実態を調べる権限がなく、対応に苦慮している。

生活保護の受給を巡っては、人気お笑い芸人が高収入を得ているにもかかわらず、十分な仕送りをせずに、母親が受給を続けていたことが発覚し、波紋を広げている。同市では、この問題を受けて調査に乗り出し、初めて扶養義務のある親族の有無について把握した。

生活保護についてのニュースを追っていて、経済問題(不正受給)よりも心配になる事がある。もちろん程度問題なのだけれど「扶養義務を負う親族の中には、経済的に余力のある親族もいるとみられる」とあるように、援助が出来るのに援助しない人間がいるように思われること。

単純にお金が欲しくてゴマカシているのならまだまし(良くはないけど)で、家族を助けることを拒否しているとしたら、こちらの方が危険なことだ。

  *        *        *

実際に出来るかどうか、どこまでの援助が出来るかは、様々な状況があるだろう。人間関係も経済的問題もある。しかし、援助することに興味を持っていないとしたら、そちらの方が、社会にとっても生活保護制度の存続にとっても危険だろう。

社会の制度は、個人の価値観の上になりたっている。家族でさえも援助しない人々が構成する社会が、生活保護のような援助する制度を維持できるだろうか。

  *        *        *

経済的動機での不正受給よりも、無関心による援助の拒否の方が怖い。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 抗議のポイントは | トップページ | 別解 »

コメント

ご指摘の通りで、将来が心配です。なんとなく、滅びの笛が聞こえてくるようで背すが寒くなります。

投稿: あんざいしろう | 2012年6月 2日 (土) 08時59分

>無関心による援助の拒否

介護保険を創設した時点で、やがてこうなることは、わかっていたこと。

投稿: a | 2012年6月 2日 (土) 11時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/54855295

この記事へのトラックバック一覧です: 本当の危機は:

» 【北海道】 生活保護受給者 90%に扶養義務親族 仕送りを受けてるのはその4% 役所に調べる権限なし [【豆β】ニュース速報+]
1 :かしわ餅φ ★:2012/06/02(土) 08:02:35.39 ID:???0 札幌市の生活保護受給者約5万世帯のうち、9割が民法で扶養義務を負う親族がいる一方で、親族からの仕送りを受けているのはそのわずか4%、1790世...... [続きを読む]

受信: 2012年6月 2日 (土) 12時06分

« 抗議のポイントは | トップページ | 別解 »