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2012年6月14日 (木)

貧困よりも行動形式(≒価値観・性格・内面のありよう)では?

貧困よりも行動形式(≒価値観・性格・内面のありよう)では?

TBS:経済格差、“貧困”で歯医者に行けず
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5054999.html

東京の立川市で「無料低額診療事業」を実施している岩下明夫医師は、生活保護を受ける母子家庭の事例を紹介しています。

「お子さん(4歳)の方は虫歯でボロボロ。 お母さんも前歯が欠けた状態」(岩下明夫 医師)岩下医師は日々の診療を通じて格差の広がりを感じるといいます。

「虫歯がない子が増える一方、そこから取り残される子がいる」(岩下明夫 医師)

民医連では緊急避難的に無料や低額で診療を実施する医療機関を増やすため、行政に対して、さらなる支援を求めています。

貧困だけが虫歯の原因だろうか?

虫歯の治療をしないのは貧困が原因かもしれないけれど、虫歯は歯磨きや食生活に注意し初期に発見して対応すれば、かなりの程度防げるものだ(初期に治療すれば費用も少なくて済む)。

さらに言えば、生活保護世帯では医療費の免除もある。貧困だから歯医者に行けないというロジックそのものに疑問が生じる(生活保護認定を受ける前に虫歯になってしまってたら貧困が原因かもしれないけど)。

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苦しい判断をしなければならない。生活保護を受けるような人の価値判断に問題があるかなないか?

一生懸命に子供の健康に注意し虫歯の1本も起こさない親がいる一方で、子供の歯を虫歯でボロボロにしてしまう親も居る。この違いは何だろうか。貧困だけだろうか。

貧困だけを原因とするには(生活保護では医療費の補助もあるから)無理がある。

親の性格や価値観の問題を無視して、金だけ払えばOKという考え方では、子供の健康は守れないのではないか。

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内面の自由、思想や価値観の自由が大事である事は認める。しかし、結果の平等を求めるなら価値観を統制しなければならない。価値観の自由(例えば「歯磨きしない自由」、歯医者に行かない自由)を認めるなら結果の不平等(虫歯のない子供、虫歯だらけの子供)を認めなければならない。

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価値観の自由を制限してでも結果の平等を求めるか、それとも自由を追求して結果の不平等を許すか(子供にとっては自分で選択したものではないのに、結果の格差を押し付けられる。それでも許すか)。

私達は、苦しい決断を求められている。

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コメント

今日の記事に限らず、一連の生活保護に関するブログ主様の意見、どれもうなずけるものばかり。

今日の記事で私がひっかかったところは、↓
>民医連では緊急避難的に無料や低額で診療を実施する医療機関を増やすため、行政に対して、さらなる支援を求めています。

民医連は、そういうかわいそうな人を救いたいから、「自ら費用を負担して」診るというのではなく、「行政がお金を出してくれたら」診るよって言っている点。

投稿: a | 2012年6月15日 (金) 07時19分

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