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2012年6月 3日 (日)

限界を知っておこう

限界を知っておこう

信州毎日新聞 社説:メガソーラー 信州の好条件を生かせ
http://www.shinmai.co.jp/news/20120602/KT120601ETI090003000.html

とはいえメガソーラーの課題は少なくない。まず挙げられるのが、天候に左右される不安定さだ。送電網や蓄電設備の整備などが必要になる。発電量に比べて広い土地が要ることも問題だ。県内の年間消費電力量を富士見町のメガソーラーで賄うとすれば、おおよそ1500カ所も要る計算になる。

一段の発展には、買い取り価格の制度面に加え、太陽光を電気に変える変換効率や蓄電池の能力アップなど技術革新とコストダウンが欠かせない。

半導体の技術はとんでもなく進歩する。私が初めて触ったコンピュータと今この記事を書いているパソコンでは千倍以上性能が違うだろう(たしかメモリが16[KB](MBじゃないよ)になって担当の先生が「2倍になった」と喜んでいたのを思い出す)。

そういったことがあるから「太陽光を電気に変える変換効率や蓄電池の能力アップなど技術革新」に期待する気持ちはわかるけれど、エネルギーの効率はどんなにがんばっても100%を超えることがない。

変換効率100%というのは無駄にしている部分が全くありませんよ、ということ。ここまできたら、どうやってもそれ以上はない。

で、一般的な太陽電池の効率は10%から20%程度だそうだ。長野のメガソーラの太陽電池の効率がどの程度かはしらないが、よいものを使っていたとすると、あと5倍程度までは効率化できる余地が存在する。もちろん100%の効率が達成できるとは思えないけれど、理論的には可能かもということ。

「県内の年間消費電力量を富士見町のメガソーラーで賄うとすれば、おおよそ1500カ所も要る計算になる」

どんなにがんばっても(天才が現れても)1500ヶ所が300ヶ所にしかならない。そして100%の効率なんて不可能だから、半分の50%として(それでも現在の2倍以上だ)600ヶ所。ひとつの県に何百ヶ所もの工業団地がなんて現実的でないことくらい素人でもわかる。

  *        *        *

メガソーラの限界はそのへんにあると言うことを知っておこう。どんなにがんばっても、大規模な電源の主力にはなりえないのだ(太陽電池はメガソーラのようなものではなくて、ローカルで小規模な電力需要に向いていると思う)。

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