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2012年6月 7日 (木)

99%が適正、では説得力を持たない

99%が適正、では説得力を持たない

しんぶん赤旗:「扶養果たす仕組み」検討 厚労省 生活保護制度見直し案報告
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-06/2012060602_02_1.html

厚労省はこの間、「働ける年齢層」の生活保護受給を問題視して、「自立促進」の名でその層の受給減らしを狙ってきました。しかし、受給者のなかで最も多いのは無・低年金の高齢者です。扶養義務化は、この“本丸”に攻撃をかけて“家族による自助”押し付けで「公助」をきり縮めようとする攻撃でもあります。

厚労省は「不正受給」がまん延しているかのようあおっていますが、2009年度で「不正」とされた額は約102億円で生活保護費の0・33%(同省調べ)です。高校生が小遣いにあてたアルバイト代を申告していない場合も「不正受給」とされています。生活保護費の99%が適正に運用されています。一部の悪質ケースを受給者全体の「不正」であるかのように印象づけるやり方は不当です。

河村さんが火をつけてしまった生活保護の問題ですが、「99%が適正に運用」というのは、法的な意味での「適正」でしょう。日本の公務員はそれなりに優秀ですから、あからさまに不正ががんがんあるとは思えませんし。

でも、生活保護制度への批判(攻撃)は、不正受給が多いと言うよりもに生活保護を受けている人間が、朝から酒を飲んだりパチンコしたりしてるのではと言うものだ。それでいて、頑張って働いている人間よりも収入があるとしたら。

  *        *       *

私は「99%が適正」というような事ではなく、受給者の実態や受給にいたる経緯が知りたい。

何パーセントの受給者が、朝からパチンコと酒で、何パーセントの受給者が再就職の為に勉強しているのか。

何パーセントの受給者が、自らの責によらない不運の結果で貧困に陥ったのか、何パーセントの受給者が(意図的に年金を収めなかったなどで)自らの責任で貧困に陥ったのか。

何パーセントの受給者が病気によるもので、何パーセントの受給者がタダだから病院に行っているのか。

こういった事の方が、不正受給が多い少ないという話よりも生活保護について考えるのに役立つだろう。

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コメント

>2009年度で「不正」とされた額は約102億円で生活保護費の0・33%(同省調べ)

へー、0.33%でも102億円!
割合として小さくとも、金額が大きいのは問題。

投稿: a | 2012年6月 7日 (木) 23時33分

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