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2012年7月17日 (火)

事実を直視せよ

事実を直視せよ

北海道新聞:エネ政策・政府聴取会で中部電社員が発言 「やらせか」と怒声も
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/388016.html

政府は16日、将来のエネルギー・環境政策に関する国民からの第3回の意見聴取会を名古屋市で開いた。浜岡原発を抱える中部電力の現職課長が発言者9人の1人に選ばれるなど、当事者が推進の立場で意見を述べ、傍聴者から強い反発を受けた。

15日の仙台会場では発言した東北電力幹部が激しい批判を受けた。

発言に立った中部電の男性社員は「個人として来た」と前置きし「原発事故で、放射能の直接的影響で亡くなった人は一人もいない。今後5年、10年で変わらない」などと持論を展開した。会場からは「やらせか」などの怒声が上がった。

ふたつばかり、思ったことを書く。

ひとつめ、「会場からは『やらせ』などの怒声が上がった」なんで、電力関係者の意見を拒否するのだろうか。現場で、電力供給の電場で働いている人の意見を無視して、良い結果が得られると思うのだろうか。

理念の世界では現実が邪魔になることがある。自分の思想を現実が否定する、自分の見方や理解の誤りを現実が指摘することはままあることだ。それを避けたければ、現実を知っている人々を遠ざければよい。口をふさげば良い。

しかし、それでは竹槍でB29に立ち向かうような結果をもたらす。

電力会社で働く人々の、現場の人々の意見を無視してはならない。

ふたつめ、「原発事故で、放射能の直接的影響で亡くなった人は一人もいない」この言葉が、例え、ひとつの意見としてであっても報道された事は影響を与えるのではないか(希望的予測かもしれないが)。

死者ゼロ、これは事実だ。

事実に基づいた判断をするためにも、このことは広く知られるべきだ。

  *        *        *

この発言をされた方に敬意を表する。こういった場で、電力会社が虐められている状況下で、こういった発言は(例え、事実に基づいた発言であっても)非難される。それが判っていて発言した。

事実を重視した勇気ある発言だと思う。

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