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2012年8月 4日 (土)

脱原発の副作用

脱原発の副作用

苫小牧民報:北電2012年4~6月期170億円の赤字 料金値上げ示唆
http://www.tomamin.co.jp/2012t/t12080102.html

北電の川合克彦社長は7月31日、北電グループの2012年4~6月期決算を発表、連結決算は過去最大となる170億円の赤字となった。泊原発全3基が運転停止していることから、燃料費が増加した。



川合社長は「今の状態が続くならば」とした上で、燃料費がさらに1400億円増えることから、「泊原発の再稼働時期が見えない中、いろいろな策を考える」とし、策の中には「料金のことも含まれる」と述べ、電力料金値上げの検討に言及した。

原発が止まったままだと、火力発電の燃料費が嵩んで電気代が上がる、というのは良く言われていますが、それ以外にもジワジワと影響が出てくるのではないかと心配です。

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企業が赤字になると、売上を延ばす努力や費用の削減の努力をします(もちろん黒字だって行いますが、必死さ、手段を選ばなさが違います)。

今回、電力会社は売上を延ばす方向での努力は出来ません。だって節電するってことは電気という商品を買わないってことなんですから。電力会社が節電をお願いするってことは、買わないで下さい売れませんってこと。となると、費用の削減の方向で頑張るしかありません。

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まずは、広告宣伝費のカット(だって売りたくないんですから当然カット)、下請け業者への値下げ要求、発注量の見直し。

大きな企業が赤字になると周辺の中小企業に皺寄せがいきます。弱いものから順に倒産&失業が起きてくるでしょう。

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考えたくはないですが、安全対策の手抜きまで行かなくても必要な設備更新の時期を遅らせたり点検回数を減らしたりします。3年で交換する予定の部品を4年使ったり、年に4回の検査を3回にしたり。

安全基準に違反するようになるのは相当状況が悪化した場合でしょうけれど、細かい所で事故のリスクは増えていきます。

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脱原発には様々なリスクがつきまといます。そのリスクを覚悟した上での脱原発ではないと、こんなはずじゃなかったと後悔することになるでしょう。

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コメント

デモの参加者にも広がり始めた焦りと無力感「脱原発」意識の二極化現象に覚える違和感の正体 ―【私の論評】生存の危機を身近に感じることのなかったニッポン人!!絶対などということがあり得ないと悟っていた日本人?

こんにちは。脱原発デモの参加者に無力感が広まっているそうです。これに対して、皮相的な見方として、デモをやっても政府の行動がいっこうに変わらないからというものがあります。しかし、私は根本的にはそうではないと思います。ニッポン人の多くは、今回の震災が発生して、原発事故が発生して、はじめて、絶対安全などということは到底あり得ないということを悟ったと思います。原発事故によって、完璧に安全神話が崩れたことは間違いありません。多くの人が、信じていたことが、そうではなかったことがはっきりしました。そうして、政府が正しいとか、間違いとか、原発の安全を司る組織がどうのこうのという前に、原発を推進するにしても、廃止するにしても、この世で何が絶対に正しいのかなどということはあり得ないということです。私は、社会事象を考えるときは、こういう呪縛から逃れるべきであり、そこから、新たな良い社会が生まれていくものと確信しています。そう思うのは、私だけでしょうか?あなたは、どうお考えになりますか?詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2012年8月 4日 (土) 09時52分

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