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2012年8月 1日 (水)

選択肢は当時と変わらない

選択肢は当時と変わらない

日本経済新聞:米軍撤退に言及 マクナマラ長官、67年に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS3100P_R30C12A7EB1000/

佐藤栄作政権が沖縄返還の対米交渉を本格化させる直前の1967年1月、沖縄駐在の米高官が外務省幹部に「日本の防衛ということなら沖縄は要らない。沖縄の基地を必要とするのは極東の安全のためだ」と言明、沖縄を日本防衛ではなく極東戦略の拠点に位置付ける姿勢を明確にしていたことが、31日公開の外交文書で分かった。

日本政府は沖縄駐留米軍を「日本防衛に必要な抑止力」としてきたが、米側はむしろ極東全体をにらんだ安全保障上の地政学的役割を重視していた実態を物語っている。中国や朝鮮半島の動きを念頭に、新型輸送機オスプレイの沖縄配備計画を進める現在の米軍戦略にも通底しており、論争を呼びそうだ。

1960年代と現在と日本を巡る軍事的な状況は変わったけれど、日本の選択肢は変わっていないように思える。

在日米軍に撤退してもらって日本は独力で外敵(当時はソ連、現在は北朝鮮と中国)に立ち向かうか。それとも米軍に基地を提供し米軍のもたらす平和を(≒表面的な安定を)享受するか。

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「日本政府は沖縄駐留米軍を『日本防衛に必要な抑止力』としてきた」

これは日本政府が米軍のもたらす平和を享受するという判断をしてきたということです。それを、政治的な言葉ですし、ややゴマカシが入っているかもしれませんが、正しいと思います。

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沖縄から米軍を追い出して、結果として、東アジアにおけるアメリカの存在感が減少し、北朝鮮や中国が我がもの顔で暴れだしたらどうするか。

その事への覚悟と答えのないまま、日本の防衛に沖縄の米軍基地は必要ないなどと言っても愚か者の戯れ言にすぎません。

原発を怖がって(死者は出ていないのに)原発を止めたら、電力不足や燃料費の海外流出によって不況になる。その事実を直視せずに脱原発を言うのは愚か者の戯れ言であるのと同じです。

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自分の要求が叶ってしまったら、世界はどうなるだろうか。それが判らない(正しく予想出来ない)者には破滅が待っています。

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