« 福島原発事故の最大の教訓 | トップページ | 同じ理屈を原発にも適用したら »

2012年9月 4日 (火)

事件は事件として、そして

事件は事件として、そして

産経新聞:「日本国旗みて腹が立った」 容疑者、衝動的と供述
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120903/chn12090311520002-n2.htm

中国当局は、事件にけが人はなく被害金額も少額であるため、容疑者に対し罰金などの行政処分で処罰する方針だという。

しかし、丹羽大使は今後も国旗を掲げて中国国内で公務を遂行することを宣言しており、今回の事件の処罰が軽すぎれば、同種事件再発の可能性もあると心配する日中関係者もいる。

丹羽大使が乗った公用車が27日午後、北京市内の環状道路を走行していた際、2台のドイツ製高級乗用車に進路妨害されたうえ、車から降りてきた男に公用車の前に掲げられた国旗を奪われた。

報道などを見る限り、中国の法律では罰金刑以上のものは難しいようです。日本でも(外国公使に対する特別な法があれば別ですが)小額の器物破損の初犯であれば、不起訴処分は珍しくありません。

  *        *       *

連想するの大津事件です。大津事件ではロシア皇太子を日本の警察官が襲撃し怪我を負わせました。日本国内ではロシアとの戦争を恐れてか犯人を死刑にすべきとの意見があったようですが、日本の法律では(皇族方に対する攻撃以外の場合には)殺人以外でなければ死刑にする法律がありませんでした。そして、日本の司法は日本の法律に従い無期懲役としました。

  *        *       *

今回の場合、中国には逆の方向の圧力があるようです。そういった事を考えると罰金刑であっても中国の司法は十分に働いたと言えると思います。

  *        *       *

そこで次の問題が出てきます。

「同種事件再発の可能性もあると心配する日中関係者もいる」

再発の可能性は高いでしょう。で、再発防止の責任は中国にあります。日本側としては、生あたたかい目で中国の対応を見ていればよろしい。現場の大使や外交官には危険をお願いすることになりますが。

中国政府は処罰が軽くて再発を防げないなら、外国公使や外国国旗に対する特別な法律を制定すべです。日本には外国の国旗を侮辱した場合の罰則規定がありますから、それに類する法律を作ればよろしい。

あるいは中国の官憲が日本の大使の護衛を行うようにする。日本の大使が移動する場合には、当然、日本の国旗をかかげる。日の丸を中国の警察が護衛する。外国公使である日本大使、日本大使が掲げる日本国旗、それに対する犯罪行為を防ぐ義務があるのは日本政府ではなく中国政府なのですがからね(中国国内では)。

中国政府にそれが(十分な護衛が)出来ないのなら、自衛隊や機動隊でも派遣しますか?って話になります。そうなったらどこの植民地ですか?って笑えばよろしい。

  *        *       *

この事件で恥をかいたのは日本政府ではなく中国政府であることを再認識するべきです。事件を事件として処理するのは強さであり弱さではありません。日本は事件を事件として処理することを要求し、再発防止を要求するだけでよろしい。

  *        *       *

もしも再発が防げないなら、中国は外国公使を受け入れる資格が無く、ほんとうに外国公使は本国の実力部隊に護衛されることになりかねず、植民地時代に逆戻りってことですからね。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 福島原発事故の最大の教訓 | トップページ | 同じ理屈を原発にも適用したら »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/55576478

この記事へのトラックバック一覧です: 事件は事件として、そして:

« 福島原発事故の最大の教訓 | トップページ | 同じ理屈を原発にも適用したら »