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2012年9月23日 (日)

民族が異なるということ

民族が異なるということ

中日新聞 社説:新たな井戸を掘る者は 週のはじめに考える
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012092302000100.html

驚くべき数字があります。内閣府が二〇一〇年秋に実施した世論調査で、中国との関係を「良好だと思わない」との回答が、過去最高の88・6%にも上りました。

沖縄県の尖閣諸島沖で漁船衝突事件が起こった直後の調査です。日系企業の破壊や略奪にまで過激化した反日デモが吹き荒れたばかりです。現在の対中感情はもっと悪いかもしれません。

パンダの来日などで熱烈歓迎ムードに沸いた正常化の直後は、中国に「親しみを感じる」との回答が八割近くありました。

一九七二年九月二十九日に正常化の共同声明に調印しました。その当時、日中間の人の往来は年間一万人程度でした。今は五百万人を超えます。

相手の国をよく知らない時よりも、飛躍的に交流が増えた現在、隣国を嫌いになってしまう。こうした状況は本当に不幸です。いてついた感情を解かし、対話を進めるには何が必要でしょうか。

「民族」というものの定義も難しいし、日本民族と中華民族がどうちがうかを定義するのも難しいけれど、人間集団相互で一緒にいられる一緒にいられないとう皮膚感覚のようなもの、理屈じゃない好き嫌いがあるのではないか。

一緒にいられるのなら一緒にいた方が、さまざまな面で力が強くなるので、一緒にいるのが合理的だ。しかし、人類の歴史が始まって数千年、世界は様々な国に分れたままだ。

文化的なもの宗教的なもの遺伝子的なものを理由にして分裂しているのが人類の自然な姿なのだろう。

  *        *        *

「相手の国をよく知らない時よりも、飛躍的に交流が増えた現在、隣国を嫌いになってしまう」

異なる国、文化の根っこが異なる人々同士では、こういったこと、知れば知るほど嫌いになってしまうのは当然と覚悟しなければなりません。

その上で何をするかです。

「いてついた感情を解かし、対話を進めるには何が必要でしょうか」

むしろ「いてついた感情」のまま「対話を進めるには何が必要でしょうか」と問うべきです。政治や外交は、現実に成果を出さねばなりません。出来ない理想を追いかけすぎて、現実を見失ってはなりません。

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