やっぱり風評被害
やっぱり風評被害
東京新聞:あのときも「安全」と JCO臨界事故から13年
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120930/CK2012093002000139.html
寺門さんは臨界事故を起こした転換試験棟(現第三管理棟)から約三百五十メートル離れたところで、輸入農作物の卸販売業を営む。臨界事故では、家族と一週間、自宅にこもり、息を潜めて暮らした。事故による風評被害で顧客も遠のき、一億七千万円あった年間の売り上げは事故後、七千万円に落ち込んだ。
JCOの臨界事故のときも、死者や負傷者は施設内で働く作業員だけで、周囲の人々に放射線による健康被害は出なかった。
この記事でも風評被害については書いてあるけど、それ以外の被害については書いてない。いや、避難し不便を被ったことは被害と言えるかもしれないけれど。
実質的な被害の大部分が風評被害だと言えるだろう。
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風評被害をもたらすものはマスコミや有識者であって、核施設ではない。しかし、核施設を運営するものはカネを持っていて、しかも、補償を要求しやすい。
取りやすいところから取って、被害を補償することは間違いではない。しかし、それだけでは、社会は良くならない。
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