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2012年10月26日 (金)

こんな予測で判断できるのか

こんな予測で判断できるのか

中日新聞 社説:放射能予測 これで稼働できるのか
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2012102602000087.html

今回の予測は、山や谷などの地形を考慮していないし、大ざっぱな気象条件を基にはじき出した目安にすぎない。現実に事故が起きれば、風の向きや強さ、爆発の規模によっては放射性物質がもっと遠くへ、もっと異なる方角へ、と飛び散る恐れが多分にある。

重点区域の自治体は、来年三月までに実効性のある防災計画を作らねばならない。規制委は原発再稼働の必須条件としている。

仮に原発から半径三十キロで線引きすると、二十一道府県の百三十五市町村が網にかかる。人口はおよそ四百八十万人に上る。

影響を受けるのが四百八十万人であることが判った。で、その場合に過剰避難で何人死傷して、放射能で何人死傷しますか?

それが判らないで(予測もしないで)判断なんて出来るのでしょうか。

この社説にも死傷者数の予測がありません。

  *        *        *

影響を受ける人数は、政治的な事情で「影響を受ける」という事の定義を変えれば人数を水増しする事も出来るし減らすことも出来ます。あまり意味のある数字ではありません。意味のある数字は健康被害を受ける人数です。

四百八十万人のうち、健康被害を受けるのは何人ですか。何人と予測しますか?

それが判らないで再稼働の是非を問われても判断なんて出来ません。

  *        *        *

原発事故が起きたら、過剰避難のストレスで数千人が死に、風評被害で数十人が自殺するかも知れない。しかし、放射能で死ぬのは数人に止まるのではないか。

地震や台風に比べても小さいし、化学コンビナートの過酷事故と比べても大きくないのではないか。

  *        *        *

安全神話の虚構を作り上げて原発建設を推し進めてきたツケである。災害対策とともに、政府は原発の廃炉計画を作るべきだ。

私たちは安全神話を作り上げてきたが、同時に、危険神話も築き上げてきた。安全神話の虚構を言うなら危険神話の虚構も追求しなければ理性的な行動とは言えない。

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