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2012年11月30日 (金)

そして風評被害を拡大しつづける

そして風評被害を拡大しつづける

毎日新聞:記者の目:原発とメディア
http://mainichi.jp/opinion/news/20121130k0000m070135000c2.html

原発報道に限ったことではない。他メディアが同調しない中で問題提起型の報道をするのは相応のエネルギーがいる。取材相手との関係悪化というリスクを背負うからだ。気を緩めれば、安易な道を選びたくなる。私のささやかな経験からもうなずける話だ。

もう一つは、無意識のうちに取材先と同じ思考に染まってしまう可能性だ。

連載で毎日新聞東京経済部の三沢耕平記者は、東電を担当した時期を振り返って「限られた相手との狭い取材環境の中で、原発は安全だと思い込んでいた。価値観の違う世界と、つながりを持つことが必要だと痛感した」と語った。本質的な指摘だと思う。

メディアが奉仕しなければならないのは読者や視聴者だ。しかし、ともすれば目の前の相手との関係にばかり目が行き、読者・視聴者を置き去りにしてきた面はなかっただろうか。

惨事を防げなかった原発報道は「誰のために報道しているのか」という原点を、私たちに鋭く問いかけている。

「他メディアが同調しない中で問題提起型の報道をするのは相応のエネルギーがいる」

放射能で直接死傷した人間はいませんし、今後も極く少数に止まるでしょう。つまり、現状では放射能の害よりも避難の害の方が大きいのではないか。つまり警戒区域・避難指示区域の指定が過剰なのではないか、基準が厳しすぎるのではないか、基準を緩め警戒区域・避難指示区域の解除を急いだほうが(死者や健康被害といった)被害は少なくなるのではないか。

しかし、その事を報道し問題提起するメディアはほとんどありません。

「もう一つは、無意識のうちに取材先と同じ思考に染まってしまう可能性だ」

原発事故関連の重要な取材先のひとつである反原発市民団体と無意識のうちに同じ思考に染まっていませんか?

    *        *        *

原発事故は悲劇でした。同じように、過剰な避難や根拠の無い風評による被害も悲劇です。

「惨事を防げなかった原発報道は『誰のために報道しているのか』という原点を、私たちに鋭く問いかけている」

メディアは反省しているのでしょうか。

風評被害や過剰避難の害について声を上げないメディアは変わっているとは思えません。

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