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2012年11月 8日 (木)

緊張感のない原発事故影響予測

緊張感のない原発事故影響予測

中日新聞:緊張感のない仕事
http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2012110302000081.html

何ともお粗末でした。原子力規制委員会が公表した全国十六の原子力発電所で重大事故が起きた場合の放射能拡散予測マップは、公表から一週間足らずで訂正されました。規制委は「緊張感がなかった」と頭を下げました。



たとえば、敦賀原発の大事故を想定した岐阜県の調査では最悪の場合、百キロ以上離れた場所で年間被ばく線量が二〇ミリシーベルト超となる恐れがあるとしています。これ以前には滋賀県が光化学スモッグ調査システムを利用した予測をしています。

規制委は十月三十一日に原発事故時に避難準備が必要な防災重点地区を原発三十キロ圏に拡大した「指針」を決めました。対象の人口は四百八十万人に増え、自治体も三倍になりました。実効性のある防災計画をつくるためにも精度の高い情報は欠かせません。守るのは住民の命。緊張感のない仕事は許されません。

で、「年間被ばく線量が二〇ミリシーベルト超」でどんだけの健康被害がありますか?

幾度もの災害の経験から避難ストレスで健康被害が起きること、死者すら出ることが判っています。その被害と比べて「年間被ばく線量が二〇ミリシーベルト超」での健康被害は大きいですか?

人間の命を扱うのであれば、少しでも多くの人間の命を助けたいと思うならば、被害の予測をしなければなりません。

問題は被爆線量じゃないんです。実際に起きる(起きると予想される)健康被害なんです。死者数なんです。

何人の命が失われるか、その数字の無い予測に私は緊張感を感じることはできません。もちろん、その健康被害に触れていない中日新聞の記事にも「命を助けよう」という緊張感を感じません(放射能に対する宗教的な恐怖感は感じますが)。

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