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2012年11月 2日 (金)

中国は民主国家でも国民国家ではないから、戦争に弱い?

中国は民主国家でも国民国家ではないから、戦争に弱い?

日本経済新聞:東シナ海の監視船員、中国で志望者ゼロ 尖閣問題で忌避か
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM25065_Z21C12A0EB1000/

中国でこのほど締め切られた国家公務員試験の申し込みで、東シナ海での巡視活動に携わる国家海洋局東海分局の海洋監視船員への志望者数がゼロだったことが分かった。中国紙「新京報」によると、募集人数は6人だった。沖縄県・尖閣諸島を巡る問題で日中対立が激しくなっているため、危険と判断する人が多かったとみられる。

古代ギリシャは民主政治の発祥として知られていますが、人間の歴史の多くがそうであるように、徐々に進んで行きました。

初期の頃は貴族だけに参政権がありました。

私の習ったところでは、そのうち一般市民にも参政権が与えられ、ガレー船の漕ぎ手である奴隷にも参政権が与えられました。そして、参政権が拡大する理由は、戦争でした。貴族だけが戦えばすむ時代には、貴族だけに参政権があり、歩兵として一般市民も参戦するようになると、一般市民にも参政権が与えられました。ガレー船で海戦するようになると、ガレー船の漕ぎ手である奴隷にも参政権が与えられました。

戦わせるから参政権を与える、ということでしょう。でも、戦う当人にとっては、自分のものを護るために戦うという意味づけができることは確かです。

人間、自分や自分の家族、自分の財産を護るためには戦います。他人や他人の財産を護るためには戦えません。もちろん、傭兵のように(戦うことそのものや)報酬が動機になることはあるでしょうが。

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国民主権とは、政治に参加するという事であると同時に、「国は自分のもの」と言うことでもあります(多分にタテマエではありますが)。自分のものだから、様々な意思決定に参加する権利と義務がある。

逆に言うと、参政権がないと言うことは、その国は自分のものではないと言うことです。

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「東シナ海での巡視活動に携わる国家海洋局東海分局の海洋監視船員への志望者数がゼロだった」

ご存知のように中国は民主国家ではありません。つまり、中国の人民にとって、中国は「自分のものではない(自分が産まれた国ではあるけれども)」と言うことです。

人間、自分のものを護るためには戦いますが、他人のものを護るために戦えと言われても元気は出ません。

海洋監視船員への志望者数がゼロだったのは、そういう心理が働いたのしれません。

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これに対して日本では海上保安庁職員を目指す若者が急増。今年秋の海上保安学校の入学試験は申込者数が前年の約2.5倍の7708人に増えた。

国家の仕事が他国と戦争してでも権益を護ること(獲得すること)であるなら、独裁国家よりも民主国家の方が強いのかもしれません。

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