« 次はどこへ | トップページ | 不信の元は »

2013年2月 3日 (日)

感情に突き動かされて

感情に突き動かされて

しんぶん赤旗:北陸電が「原発安全授業」 金沢の高校で昨年12月
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-02-03/2013020301_01_1.html

受講した生徒によると講師は、「原発は必要だ」と強調する一方、「自然から受ける放射線の方がよほど高い」「何を食べても大丈夫」などと、影響を低くみせようとしたといいます。

東京電力福島第1原発事故による避難者について、「福島の人、とくに老人はそこに住んでいればよかったのに、移動・移住したからストレスや環境の変化で体を壊した」という趣旨の、避難を余儀なくされた悲痛な思いを踏みにじる発言もあったと証言します。

自然エネルギーに対しては、「原発1基分の発電量を太陽光で賄うとすると、金沢市を太陽光パネルで埋め尽くしても足りない」と説明。「そんなことは現実的でない」と否定的な説明を行ったといいます。

感情は理解できるんですよ。原発事故の恐怖は理解できます。でも事実は事実として受け止めなくちゃなりません。

「避難を余儀なくされた悲痛な思いを踏みにじる」かも知れませんが、放射線を健康被害が出るほど浴びた人間はいないので「福島の人、とくに老人はそこに住んでいればよかったのに、移動・移住したからストレスや環境の変化で体を壊した」というのは事実です。

感情に流されて事実を見失うのはよくありません。

   *        *        *

事故直後の時期において避難したことは、避難するという決断を下したことを非難はしません。原発事故で何が起きるか、どの程度の害をうけるのか判らなかった、知らなかったんですから。原発の安全神話で事故なんてないと思い、危険神話で凄まじい健康被害を受けると思ってたんですから。

パニックになって避難したとしても、避難する(させる)と決断したとしても、そのことを非難することは出来ません。

今なら、避難しなかった方が被害が少なかったと言えますが、後知恵ですから。

   *        *        *

原発事故で避難して避難ストレスで死傷者が出ていること、それによって心(感情・精神・神経)が傷ついた方々がいらっしゃることは否定しません。しかし、避難しないほうが良かったという事実は認めなくちゃなりません。

感情に突き動かされて、事実を見失って決断や行動をしても良い結果はもたらしません。

残酷なようですが、私達は主権者たる国民であり、国家の行動の指針を決断しなくちゃならない人のです。国家の指導者が感情に溺れて判断することは許されません。

もっとも、選挙で(自分達に対して生殺与奪の権を握る)人間を選ぶだけなんですが、その人間がどんな人間か、感情に流されることを是とする言葉を吐く人間なのかどうかは、重要な判断基準です。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 次はどこへ | トップページ | 不信の元は »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/56691530

この記事へのトラックバック一覧です: 感情に突き動かされて:

« 次はどこへ | トップページ | 不信の元は »