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2013年3月15日 (金)

知的障害者の選挙権

知的障害者の選挙権

中日新聞 社説:政治参加に道を開け 選挙権と後見制
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013031502000114.html

後見人がついた知的障害者にも選挙権は保障される。東京地裁はそう認め、投票権はないと定めた公職選挙法の現行のルールは憲法違反と断じた。国は法改正を急ぎ、政治参加に道を開くべきだ。



この判決の意味は重い。生まれつき障害のある人、不慮の事故や病気で障害が生じた人、高齢化で能力が衰えた人。世の中にはハンディキャップを抱えた人がいる。

「さまざまな境遇にある国民が、どんな施策がされたら幸せかの意見を、選挙で国政に届けることこそが民主主義の根幹」とも判決は述べた。もっともだ。

障害のある人も、ない人と同じように選挙権を使い、政治に参加できるようにする。当たり前の立法作業が求められる。

ふたつほど。

ひとつめ、選挙は「実用品」か「まつりごと」なのか。選挙をあくまでも「実用品」としてみるならば、知的障害者の障害の程度によって選挙権が制限されても当然かもしれない。あるいは選挙権を獲得するための資格試験(知識や判断力、実績のチェック)があっても良いかもしれないとさえ思える。

選挙を統治者や法に正当性を与えるための「まつりごと」、あるいは「儀式」や「神事」と思うならば、(犯罪者はともかく)全ての国民が参加することがのぞましく、知的障害者も選挙に参加するべきだ。

選挙は「実用品」なのか「まつりごと」なのか、もちろん両方だろうが、どちらを重いと見るかで、判断は変わる。

ふたつめ。

「『さまざまな境遇にある国民が、どんな施策がされたら幸せかの意見を、選挙で国政に届けることこそが民主主義の根幹』とも判決は述べた。もっともだ」

選挙は「意見を届けること」ではない。選挙は「決定をすること」だ。

誰かに選挙権を認めることは、その人間の決定に従うことだとも言える。もちろん何百何万分の1かもしれないが。

「意見を届けること」なんて言うと責任が無いように(あるいは軽いように)感じてしまわないかと心配だ。選挙は採決することであり「決定すること」であり、結果が生じてしまう。間違った決定をしてしまったら悲惨な結果をもたらす。

  *        *        *

選挙は軽いものじゃない。採決であり決定であり、その決定で誰かが死ぬかも知れない重いものだ。

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コメント

【バカッター】 中学生カップルが卒業式でキスしまくってる画像が話題に → 飲酒・喫煙・性器露出など衝撃的な写真がたくさん発見される | ニュース2ちゃんねる http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-2914.html#.UUJlWaDuRHA.twitter … 
大阪府泉佐野市立第三中学校 
※なるほどこれが大阪か・・・

投稿: なるほどこれが大阪か・・・ | 2013年3月15日 (金) 14時12分

2013年03月15日13:41

TPP推進の背景で進行する,TOMODACHI世代プロジェクトの実態

本日、安倍首相がTPPの交渉参加表明をするようです。
そのタイミングでジョン・ルース駐日大使がテレビ朝日の昼番組に出演。アメリカの文化工作員であるデイブ・スペクターと初共演。しかしこの二人、野球を通じて接点があると番組で認めている。



TPP推進のためにアメリカは何をやってきたか。

財界人の取り込み、政治家への働きかけはもちろんだ。

しかし、日本国民に対するアメリカとの経済連携は、ひとつのキャッチフレーズで打ち出してあった。

それが「TOMODACHI」だ、アメリカ国務省は何百万ドルの資金をこれに投入している。

アメリカの対日関係はいま、このTOMODACHIで象徴される。言うまでもなく震災時のトモダチ作戦から来ている。あの時、日本の統治機構が余りにも震災 対応で不甲斐ない一方、アメリカ大使館やルース大使はここぞとばかりに被災地を訪問、海兵隊も参加して、震災復興を行った。このことは素直に感謝しなけれ ばならない。

しかし、その先は別である。

アメリカへの留学生は近年減少している。これが日米同盟を推進するアメリカ国務省やジャパン・ハンドラーズにとって残念な状況。

TOMODACHI 作戦はTOMODACHIイニシアチブとして生まれ変わった。イニシアチブとは、「規制改革及び競争政策イニシアティブ」に代表されるように、米国の国家 戦略にとって重要なプロジェクトにつけられる呼び名である。イニシアチブは「(米国が)主導権を取る」という意味である。

アメリカ大使館と外務省が推進するTOMODACHIイニシアチブとはどのようなものか。

テレビ朝日の番組では次のように紹介している。

http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/25643601.html

投稿: TOMODACHIイニシアチブとは | 2013年3月15日 (金) 14時55分

いつも勉強になります。
確かに「選挙」のがわからみたら、その通りなんですよね。
正直、私も疑問なのです。知的障碍ですから。
「障碍者」の立場から見たら、
自分は国民だから選挙権を行使する権利はある!でしょうが。

私のような勉強不足が一番の障害ですが、
人権をふりかざし、議論を難しくさせている事も障害かと思います。
その点は、乙武さんのムーブメントに期待ですかねえ。

投稿: ohsui | 2013年3月16日 (土) 10時30分

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