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2013年4月27日 (土)

帝国の定めたる法

帝国の定めたる法

読売新聞:憲法96条の改正に反対、超党派の議員連盟発足
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130425-OYT1T01210.htm?from=ylist

25日に国会内で開かれた議連の設立総会には菅元首相ら19人の国会議員が出席。代表には民主党の近藤昭一、幹事長には辻元清美の両衆院議員が就任した。

辻元氏は総会で、安倍首相が23日の参院予算委員会で「96条の改正は、国民の手に憲法を取り戻すことにつながっていく」と答弁したことに触れ、「権力者が国民から憲法を奪うため、(改正の)基準を緩和しろ、と言っているように見えて仕方がない」と厳しく批判した。

日本国憲法は、大日本帝国の帝国議会と枢密院が定めたと言えば、意外に感じる方もいらっしゃるでしょう。でも、ちょっと考えると当然なことです。なぜな日本国憲法が成立するまでは国会なんて存在しませんでしたから、法律を定めようとする当時の権威や権限を持っているもの、つまり帝国議会や枢密院が制定するしかありません。

つまり、日本国憲法は大日本帝国の定めたる法なのです。

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辻元さんなんて、戦前の日本を嫌っている方々の急先鋒なのに、帝国の定めた法を変えないように頑張るなんて皮肉なものです。

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日本の憲法(大日本帝国憲法、日本国憲法)の制定に国民が関わったことはありません。

日本国憲法の制定には帝国議会が関わりましたから、間接的に日本国民は関わったと言えるかもしれませんが(それでも、当時の選挙は男子のみで行われましたから、女性には選挙権がなく、関与していません。辻元さんには2重の意味で皮肉です)。

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次回の憲法改正は、国民投票があり国民が関与します。憲法改正がどんなものになるか判りませんけれど、「96条の改正は、国民の手に憲法を取り戻すことにつながっていく」というのは正しいと思います。

少なくとも国民が関与した改正になることは確実です。

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コメント

このブログ、分かり易い。

「96条改憲は憲法クーデターである」
http://d.hatena.ne.jp/asobitarian/20130414/1365941848

投稿: ブログ一つ | 2013年4月27日 (土) 13時20分

昭和41年11月25日号の『週間朝日』の連載ルポ「ふるさとを行く」の中で、岡潔がこんなことを書いている。

「(明治以降の日本人は)人は死ねばそれきりだと思っている。皆そう思って、そのつもりで人生の計画を立てている。本当は僅々七十年位でできることなんか何一つないのだが、無理に勝手な理屈をつけて、計画が立ったといっているのである...

...しかし明治以前の日本人は、死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであって、この一生をながい旅路の一日のごとく思っていたのである。そして私もそう思っている」

ーー

NHK「あの人に会いたい #208 岡潔」http://www.youtube.com/watch?v=uQcCmAvTc2Y …

投稿: 岡潔 | 2013年4月27日 (土) 13時22分

昨日土曜日のNHK、「週刊ニュース深読み」をちらっと見たんですが、
やってましたよ、憲法96条改正の解説。期待通り、ひどいもんでした。
アメリカ、ドイツなど他国の憲法改正手続きと改正回数などを表で比較して、
アメリカ、ドイツは憲法の改正を何十回と行っていますが、改正の為には、連邦議会で何分の一、州議会で何分の一の議員の賛成が必要で、日本とは「違う」んです。ちなみにドイツは「再軍備」のために改正しました。(←笑う所です)
との事でした。
国民投票が、表に書いてありませんでしたし、解説もしませんでした。
途中で見るのをやめましたが、存分に刷り込んだ後、アリバイ程度に国民投票と言ったかもしれません。毎度毎度手間ひまかけて、ご苦労な事です。
「教育」に励めば励むほど、国民を心底バカにしている事まで伝わるのですが、そこはいいんですかね。
もうすこし本音を隠しても良さそうなものですが。

投稿: ohsui | 2013年4月28日 (日) 03時16分

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