« 靖国参拝は外国の干渉への抵抗という意味もある | トップページ | よしよし »

2013年8月15日 (木)

無駄だと納得させるために無駄な事をする

無駄だと納得させるために無駄な事をする

日本経済新聞:首相、靖国に玉串料奉納へ 中韓は批判
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1401Q_U3A810C1PP8000/

安倍首相の靖国神社への玉串料奉納について、中国側は「参拝する代わりに、A級戦犯を祭った悪評高い神社にささげ物をする」(国営新華社)行為だと反発した。中国外交当局は安倍首相の参拝見送りを「日本からの前向きなシグナル」(中国外務省筋)と一定の評価をしているが、けん制の手は緩めていない。



安倍首相の靖国神社への玉串料奉納は、韓国では冷静だが批判的なトーンで報じられている。KBSニュースは、内閣総理大臣ではなく自民党総裁名義である点なども紹介したうえで「わが国や中国など近隣国に配慮したということだが事実上の代理参拝という批判が出ている」と報道。朝鮮日報(電子版)は「中国、韓国に配慮すると同時に戦没者に敬意を表する姿勢に変化がないことを見せるための決定だ」と分析した。

参拝しないで玉串料を奉納するのは多少の譲歩ではありますが、靖国神社を信仰というか間接的参拝というか、こころの持ちようを中国や韓国は問題にしているので、参拝しないで玉串料に代えたところで、中国や韓国は抗議や非難をするでしょう。

最初は冷静なトーンだったり控えめだったりするかもしれませんが、靖国批判は実利ではなく気持ちの問題ですから妥協しようと思えば簡単に妥協できるし、身内で批判の程度が弱いと非難されたら、これまた簡単にヒートアップします。

日本に向かって強い言葉を吐いての人気とりや不満の捌け口としての反日が、中国や韓国の内部にあるかぎり変わりません。参拝しないで玉串料を奉納することに代えたところで批判はなくなりませんし、おさまるとも思えません。

無駄なのです。

  *        *        *

でも、無駄とも言いきれません。

それは日本国内やアメリカに向かって、日本は頑張って譲歩しようとしている、友好を求めているとアピールすることができます。そして、中国や韓国が問題にしているのが、形式などではなく、心の自由・信教の自由を縛ることであることをアピールできます。

無駄なんだけれど、無駄となっとくさせるために必要なことなのかもしれません。

  *        *        *

戦争とまではいわないがケンカをするときには「大義名分」が必要。周囲に納得させることが必要。日本は譲歩し努力しているとアメリカに思わせることは重要です。

そして、「相手に手を出させる」ことも重要です。

日本政府には狡賢く振る舞って欲しいと思います。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 靖国参拝は外国の干渉への抵抗という意味もある | トップページ | よしよし »

コメント

こんにちは。

これまで「行くか行かないか言わない。行ったか行かなかったか言わない。」といってきた安倍首相が今回事前に行かないと分かる状態にしたのは、中韓への配慮というよりも寧ろ、おっしゃるとおり「無駄なんだけれど、無駄となっとくさせるために必要なこと」だと判断しての事ではないかと思います。

15日の参拝を見送る事で日本国民と、米国はじめ中韓以外の国に「日本が配慮しても中韓は譲歩しないんだ」と認めてもらうことは大きな意義があると思います。

ネットでは首相の15日参拝を煽る意見も多数ありますが、そもそも首相は終戦記念日ではなく、例大祭に参拝するべきだという考えなので、端から10月参拝のつもりだったのでしょう。

今回見送ることで、逆に10月に参拝すると周知させたようなものです。

表向きは例大祭について「行くか行かないか言わない。行ったか行かなかったか言わない。」でしょうが。

投稿: argument | 2013年8月15日 (木) 09時37分

森喜朗は「低俗な風俗産業も必ず大阪から生まれる」と言ったが、今の大阪を見る限り「低俗な知事や市長も必ず大阪から生まれる」と言いたくなる。

投稿: 88 | 2013年8月15日 (木) 11時03分

朴槿恵「日本は東北アジアの平和と繁栄をともに切り拓いていく重要な隣国です。しかし、過去の問題をめぐる最近の状況が韓日両国の未来を暗くしています。過去を直視しようとする勇気と相手側の痛みを配慮する姿勢がなければ未来へと進む信頼を積み重ねていくことは困難です。」

「私は、大多数の日本国民は韓日両国が東北アジアの平和と繁栄をともに築いていくことを望んでいると信じています。すでに両国国民の間では信頼の底辺がとても広く、韓国と日本の若者と多くの人たちは韓流とお互いの文化を共有し、心を分ちあい親しくなっています。」

「政治が国民のこうした心に追い付くことができず、過去に戻るのならば、新しい未来を見ることはできません。今こそ、全ての両国国民の望みの通り、真の協力パートナーとして発展できるように、日本の政治家が過去の痛みを和らげていく勇気あるリーダーシップを示さなければなりません」

「高麗末の大学者、李嵒先生は『国は人にとって体と同じで、歴史は魂と同じだ』と述べられました。もし、魂を傷つけ、身体の一部を引き剥がそうとするならば、どの国も、どの国民も、受け容れないでしょう。」

「日本はこうした問題を直視する必要があります。 特に過去の歴史に拠る苦痛と傷を今も抱えて生きていらっしゃる方に対して、その痛みを和らげることができるように、責任と誠意のある措置を期待します。」

「さらに、東北アジアの平和と共同繁栄をともに築いていくことを望みます。今、東北アジア地域は、経済的な相互依存が大きく増加している反面、歴史と領土をめぐる葛藤がむしろ大きくなるという逆説的な状況に直面しています。」

「この逆説を克服するために、東北アジア諸国が多者間の対話の枠組みをつくり、可能な分野から対話と協力を始め、信頼を積み重ねていき、 安保など他の分野にも協力の範囲を広げていこうというのが、私の『東北アジア平和協力構想』です。」

「今まで成し遂げることができなかった東北アジア地域の新しい秩序を築き、共同の未来を切り拓いていく上で、東北アジア諸国の積極的な同意と参加を期待しています。」以上、

第68周年光復節慶祝辞から対日関連部分を抄訳

投稿: 第68周年光復節慶祝辞全文 | 2013年8月15日 (木) 11時19分

アメリカの意向なんですかね・・・
だから最近の靖国神社参拝の説明にアーリントン墓地を例示するのかな。
まあ、国内向けには、
麻生さんの「何も負けた日に行くことはない」で当面足りるでしょう。
あと、靖国参拝は、現内閣にとって一つの政治カードですから、
使えるうちは有効に使っていただきたいものです。

投稿: ohsui | 2013年8月16日 (金) 04時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/57994802

この記事へのトラックバック一覧です: 無駄だと納得させるために無駄な事をする:

« 靖国参拝は外国の干渉への抵抗という意味もある | トップページ | よしよし »