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2013年8月29日 (木)

どっちみち密約は破られる

どっちみち密約は破られる

PRESIDENT Online:日本で政権交代がうまくいかない本当の理由 大前研一の日本のカラクリ
http://president.jp/articles/-/9984?page=5

10年に尖閣列島付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件も、日中関係が継承されていない民主党政権だから起きたともいえる。

「日本の実質支配を認めた上で帰属そのものを棚上げする」ということで決着していたはずなのに、当時の前原誠司外務大臣あたりが「尖閣は日本固有の領土であり、日本の法律に則って粛々とやる」などと発言するから、中国も頭に血が上って行動をエスカレートさせたのだ。

石原慎太郎前東京都知事が尖閣を購入し、避難港などをつくるという行動に出たときに国家の強権でそれを止めればよかったのに、野田佳彦前首相自ら「尖閣国有化」を敢行したものだから、中国は「棚上げ合意」を反故にした、といきり立った。

「日本の実効支配を認める代わりに棚上げ」という尖閣に関する日中間の暗黙の了解について自民党政権は国民に説明してこなかったし、民主党政権にも引き継がれなかった。それが民主党政権の外交失点という形で表面化し、日中関係を今日のように悪化させてしまったのだ。

公開されない国と国との約束は、どちらかの都合がわるくなると破られてしまう。破ったところで破られた国以外のところからは文句はでない。だって、そもそも「密約」なので、知らないんだもの。破ったとは言いきれない。

密約は、そのうち破られるものなのだ。

  *        *       *

中国は尖閣諸島についての密約を日本に守らせたいのであれば、民主党政権のころに「日本の実質支配を認めた上で帰属そのものを棚上げする」ような密約があることを公開してしまえば良かったのだ。

そうすれば、中国は約束を破ったと日本を非難できる。

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しかし、「日本の実質支配を認めた」なんてことを中国政府が認めるだろうか。そんなことは出来はしない。

つまり、尖閣諸島についての密約や暗黙の了解は、(大前さんの言うような内容であれば)あったとしても、そのうち破られトラブルになっただろうと言うことだ。

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コメント

>日中間の暗黙の了解について自民党政権は国民に説明してこなかった

「暗黙の了解」はなかったのだから、説明なんてできない。
大前氏は、密約はあったという前提のようだが、あるとどうやって知ったか?
民主党議員が知らないで、市井の大前氏が知っているのは、なぜ?
市井では密約があったというのが承知のことなら、密約でもなんでもないし……。

投稿: a | 2013年8月30日 (金) 02時09分

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