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2013年8月17日 (土)

勝利者として不完全な中国

勝利者として不完全な中国

沖縄タイムス:社説[鎮魂の夏に]敗戦を直視するときだ
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-08-16_52944

1977年生まれの社会思想史家の白井聡氏は著書「永続敗戦論」で、こうした仕組みを支える日本社会の断面をこう表現している。「米国に対しては敗戦によって成立した従属構造を際限なく認めることによりそれを永続化させる一方で、その代償行為として中国をはじめとするアジアに対しては敗北の事実を絶対に認めようとしない」。さらには、このような「敗北の否認」を持続させるためには、ますます米国に臣従しなければならない、と論じている。

人民網:日本政治右傾化の歴史的根本原因 単独占領と間接統治
http://j.people.com.cn/94474/8366960.html

第1に「単独占領」だったために日本人は「米軍が連合国軍であり、日本は米国に敗れたのだ」との錯覚を抱きやすくなった。近代以降日本はアジア諸国に対して一連の侵略戦争を発動したが、敗戦・降伏後に日本を占領したのは米軍で、米国人のみが日本に対して命令を下すことができた。この状況が日本人が侵略行為について全面的に反省するうえでマイナスで、アジア各国の人々に対して犯した犯罪行為を振り返って考え直すうえでもマイナスとなったことは明らかだ。

タテマエとしては、日本はポツダム宣言を受け入れて降伏したわけですから、中国は戦勝国で日本は敗戦国です。日本は中国に負けた、と言っても間違いではない。しかし、感覚的には、日本はアメリカに負けたのであって、中国に負けたとは思っていない。

   *         *        *

アメリカと戦わず、中国とだけ戦っても勝てたかどうかは判りません。

中国大陸に引き込まれて消耗戦になってしまって、敗北するかもしれないし、下手に勝ってしまうと、モンゴルや満州族のような征服王朝のような状態になって中国化してしまうかもしれない。

でも、日本は中国に負けたとは思っていない。これは多くの日本人の感覚だろうと思います。

   *         *        *

中国は勝利者として日本を占領することは出来なかった。真の勝利者ならアメリカのように日本を占領できただろうし、占領しただろう。

中国は勝利者としては不完全だった。不完全な勝利者だから、日本が何かすると不安になってしまう。完全な勝利者なら持っている余裕が中国にはない。

中国自身も勝利者とは思っていないのだろう。

   *         *        *

再び、沖縄タイムスから引用します。

日本人がこれまで敗戦を直視してこなかった矛盾が、沖縄に凝縮している、と言えるのではないか。

オスプレイ配備やF22の常駐化など、沖縄は米軍の最新鋭機のショールームと化している。沖縄の今が、日本人の「敗北の否認」を象徴しているように映る。

アメリカに負けたから、沖縄には米軍基地があり、いまだにアメリカの軍用機が飛んでいる。もし、中国に負けたのなら、アメリカではなく中国の軍用機が、飛んでいただろう。

「沖縄の今が、日本人の『敗北の否認』を象徴しているように映る」

私には、アメリカへの敗北を象徴しているように映ります。

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コメント

マスコミさんよ、あまり「歴史を直視しよう」を言わない方がいいですよ。
せっかく日教組も学年末だから時間切れを理由に開戦直前と戦後史を教えないできたのに。
「歴史を直視しよう」を何度も言われて、しかも中韓からも言われて、勉強しようという人が増えている。
習わなかったから、新鮮らしい。
なぜ、負けたか?
負けると、どう扱われるか?
そもそも、なぜ戦争に突入していったのか?
などなど。

いいのかなぁ~、知っちゃっても。
中韓の言い分に堂々反論できる人が増えちゃいますよ。

投稿: a | 2013年8月17日 (土) 06時52分

もし、自分の国が必要であるならば、自分の国は自分自身で守れ。
虎の威を借る狐になるな。狐の根性が汚い。

力は正義である。(Might is right).
もしも、自分に正義が必要であるならば、自分自身の力を示すこともまた必要なことである。

仏法の守護神は、仁王である。国家の守護神は、自国の軍隊である。
主護神を置かずして、法を説く者はむなしい。得意な歌詠みは、ごまめの歯ぎしりとなるか。

自分の死に場所を探す兵士ばかりでは、戦に勝てない。戦場に屍をさらせば、敵の戦果の山となる。
兵卒は有能、参謀は無能。
お上の理不尽な要求には、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、南の島に雪が降る。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

投稿: noga | 2013年8月17日 (土) 08時39分

「自分が怒れば相手は必ず謝る」という成功体験を持った人が一番厄介である。自らの怒りの表明が、相手の更に激烈な反応を招く可能性への想像力が欠如しているパターンが多い

投稿: 96 | 2013年8月17日 (土) 12時37分

あーーあ、ほらね。
子供たちがちゃんと太平洋戦争とその後始末を知らなかったことがバレて、
ちゃんと教えようって話になっちゃいましたよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58633650Y3A810C1MM8000/

だ~か~ら~、中韓の歴史認識だけを勉強しようって言えば良かったのに。
それを言うのはあんまりとぼかして「歴史を直視しよう」って言うから、
言わんこっちゃないことになっちゃったよぉ。

投稿: a | 2013年8月19日 (月) 21時35分

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