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2013年9月27日 (金)

金がなくては安全はたもてない

金がなくては安全はたもてない

中日新聞 社説:再稼働申請 電力会社に申し上げる
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013092702000106.html

再稼働に巨額の対策費を投じた中電などにも、同様の事情がある。中電の場合、今年の猛暑の電力需要を余裕をもって乗り切った。関電に融通したほどだ。再稼働を急ぐのは、これ以上赤字を出したくないからだ。

企業が利益を追うのは当然だ。しかし、安全と収益をてんびんにかけられては、かなわない。

何よりも、住民の立場に立って安全を優先させる。この大前提を欠く限り、拙速な再稼働は許されない。

時々、原発再稼働に反対する言葉として「しかし、安全と収益をてんびんにかけられては、かなわない」というようなものを聞く。

金か安全か、という2択を迫るわけだ。そして、金の為に命を犠牲にするのかと非難するわけだ。

攻撃の言葉としては有効であり、その意味では正しいかもしれない。しかし、安全な世界の為には有害な言葉だ。

   *        *       *

上司や顧客の要求に「金も出さずに、要求すんな」と思ったことはないだろうか。金も物資も人員も出さずにと思ったことはないだろうか。

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安全を保つには人員がいる、物資がいる、金がいる。その為には稼がなければならない。

「安全と収益をてんびんにかけられては」、ではなく収益が悪化すると安全ではなくなる。天秤ではなく二兎を追うべきなのだ。

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いま、JR北海道では事故が続き、様々な安全基準上の違反が明らかになっている。その原因のひとつにJR北海道の赤字体質がある。

JR北海道は収益が悪いので、安全の為の金や物資や人員が確保出来ていないのだ。

原発を動かさない、電気代を上げさせない、分割自由化で価格競争させる、そういったことを電力業界に行ったら、日本各地に現在のJR北海道のような電力会社が出来るだろう。

金か安全か、ではない。

安全の為には金がいるのだ。その現実を見ることない言説は有害でしかない。

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コメント

ちょっとスレ違いになりますが、JR北海道について。

JR北海道は、路線の長さに比べて収益が少ない。
しかも、JR東海のようなドル箱路線を持たないから、何かで穴埋めできない。
赤字体質は構造の問題と捉えられている。
故に、基金から毎年赤字補てんが今でもされている。
収益に貪欲にならなくても最低は保障されているというわけだ。
そういうしゃかりきにならなくても食べていける環境が、慢心を生んだと思う。

発送電分離のように、JR北海道の線路は国の資産とし保守点検は国の仕事とする。
JR北海道は、国から線路を借りて、運賃で乗務員の給与を賄うようにして、売上が伸びれば自分たちの給与の伸びに直結するようにすれば、社員に目標が与えられるだろう。

自分たちの頑張りがどこに反映されているかわからない。
逆を言えば、さぼっていてもその影響がわからない。
こういう環境が、経済を滞らせる。

投稿: a | 2013年9月27日 (金) 09時00分

電力会社は発電会社2社(東日本・西日本)、送電会社1社、販売会社複数社に再編したほうがよいのでは。
JRも東日本・西日本の2社でいいのでは。
民営化時に細分化しすぎ。

投稿: zyx | 2013年9月27日 (金) 14時39分

坂本龍一は新宿高校時代に学生運動をしていたけど、ある時、集会かデモに遅れて来て、その理由として「ママが起こしてくれなかったから」と言い放って、一緒にやっていた若手の教師に「真面目にやれ」と蹴りを入れられたという話はいつ思い出しても微笑ましい。

彼らしいって感じで。

投稿: 坂本龍一 | 2013年9月28日 (土) 11時35分

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