護憲派になろうかな、いやダメだ
護憲派になろうかな、いやダメだ
時事通信:「グレーゾーン」先行案浮上=公明に配慮-政府・自民
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014050700834
一方、公明党内には、グレーゾーン事態をめぐる与党協議に時間がかかれば、集団的自衛権の議論を先送りできると期待する向きもある。公明党幹部は「グレーゾーンの法整備だけでも1カ月で結論は出せない。かといって集団的自衛権と並行してはできない」と自民党を強くけん制しており、両党の綱引きが続きそうだ。
で、集団的自衛権について議論・決断するのを避けるために、議題になるものってどんなのとググってみると。いろいろあるみたいですが、こんなのもあります。
毎日新聞:集団的自衛権:法整備、政府が原案 18件改正を明記
http://mainichi.jp/select/news/20140508k0000m010161000c2.html
・米国が他国から武力攻撃を受けた場合、米国の要請を受け、他国から米国へ向かう弾道ミサイル迎撃や米艦の防護、臨検
:
略
:
・国連PKOに参加した自衛隊が、離れた場所の外国部隊や文民の救援要請に応じ、現場に駆け付けて武器を使用することを可能とする(駆け付け警護)
集団的自衛権が行使できないから出来ないと言ってきたことじゃん。これが集団的自衛権なしに出来るのであれば、集団的自衛権の行使はいらないかも。
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憲法九条を素直に読んだ場合の解釈と現実がどんどん離れてゆく。憲法を無視するなら、憲法改正にエネルギーを使うのは無駄以外のなにものでもない。
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しかし、憲法は国の法律の根幹です。それを無視したり、無視までは行かないまでも無理な解釈をするようになれば、何が正しいのかが判らなくなります。それは個人が好き勝手なことをする。権力を握れば好き勝手できるという社会をもたらしてしまうでしょう。
憲法改正して、わかりやすい現実に即したものにするのが一番ですが、間に合わないから(出来ないから)、憲法解釈をかえるべきです。
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しかし、与党の中では護憲派というか平和主義的な公明党が実質的に憲法九条の死文化をすすめて行くのは皮肉な状況です。
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コメント
要は、個別的自衛権の拡大解釈で、集団的自衛権に属するかもというグレーゾーンをカバーしようという発想なんでしょうけれど、あくまでこれは、国内法の整備であって、国内法でどう規定しようが、国際的に集団的自衛権の行使と捉えられれば、それまで。
で、仮に、外国に集団的自衛権の行使と捉えられても、国が持つ自衛権の一つなので、大勢に影響無しだから、それは問題無し。
公明が集団的自衛権行使に歯止めをかけたと自己満足できれば、それはそれで、メデタシ。
その後、邦人の人質事件などが起きて奪還が急がれるなど、公明が集団的自衛権の行使賛成の口実ができた時、集団的自衛権が進む。
それまで、実質的な集団的自衛権の行使でしょう。
投稿: a | 2014年5月 8日 (木) 07時57分
2014/05/08
フィリピンに米軍基地は来ない
by:よしりん
テレビ朝日の「そもそも総研」は勉強になる番組だ。
これともう一つ、NHKの「クローズアップ現代」は貴重な番組である。
今まで自称保守派の言説では、フィリピンは米軍基地を追い出して、中国の脅威にさらされ後悔している、
だから改めて米軍と安保条約を強化し始めた、
また米軍基地が戻ってくる、というような口ぶりだった。
だが全然違うということを番組で知った。
そもそもフィリピンはお金をもらって米軍基地を置いていた。
だが、日本は思いやり予算まで付けて、お金を払って米軍基地を置いてもらっている。
日本はフィリピンに比べても、やっぱり属国なのだ。
フィリピンが米国と新たな協定を結んだが、米軍基地を復活させるわけではない。
https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=3387&comment_flag=1&block_id=1998#_1998
投稿: ゴー宣 | 2014年5月 8日 (木) 12時07分