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2014年5月19日 (月)

癒着を非難するまえに

癒着を非難するまえに

産経新聞:朴大統領「救助は失敗した」海洋警察解体を表明、国民に謝罪談話
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140519/kor14051910080002-n1.htm

さらに朴氏は、救助活動に批判が出ている海洋警察について、「(救助活動は)事実上失敗した」とし、組織の解体を宣言。海の災害救助機能は、新設の「国家安全庁」に統合させることを明らかにした。

事故をめぐる原因と背景に関し、与野党と民間による調査委員会を構成して真相を糾明できるよう、特別法の制定も提案した。

セウォル号の運航会社をめぐっては「国民は官僚と(同社の)癒着があったと疑っている」と指摘。「社会全般の腐敗を清算していく」として官民癒着体質の一掃に言及した。

セウォル号の沈没事故で最大の問題は、船長を始め乗組員が乗客を見殺しにして自分達だけが逃げ出したことだ。企業が過剰積載や安全設備の省略で金儲けしようとするのは世界共通で、時としてハミ出してしまって、事故が起きるのも世界共通。しかし、やっぱり、船長や乗組員の行動が被害を拡大したことは疑いようのないことだ。

船長が「とにかく甲板に出ろ」と放送させていたら、過半の人間は助かっていたのではないか。

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安全管理・検査を厳重に行うために業官の癒着を無くそうとすることに反対はしない。けれども、ある業界(今回の場合は海運業界)について詳しく有能な人間を集めると、互いに知り合いだったりすることは良くあることで、それを排除しようとして、素人集団に検査をさせるようなことをしても安全になるとは思えない。

安全にしようとして、そのために癒着を排除しようとして、プロフェッショナルを排除してしまって、素人集団にまかせるなんてことがなければ良いのだけれど。

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安全を求めるなら、何故、乗客を見捨てるような人間が船長になれたのかを問うべきだ。乗組員の多くも何故船長と同じような行動をしたのだから、船長個人が特殊な人間とも思えないところに根の深さを感じる。

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よい意味でのプライド(自分の船を無事に目的地に着ける意地。どんな状況になっても乗客に死者を出さないと言う意地)を持った船長を育てることが出来るかどうかが韓国海運の安全を決めるだろう。それに比べれば、業官の癒着なんかは大きな問題ではない。

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良い意味でのプロとしてのプライド、これは社会を支える大きな柱なのだ。

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