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2014年5月26日 (月)

もはや極右ではない・リベラルの失敗

もはや極右ではない・リベラルの失敗

AFPBB News:フランス政界に激震、欧州議会選で極右政党が首位
http://www.afpbb.com/articles/-/3015873

22~25日に投票が行われた欧州連合(EU)の欧州議会選挙で、フランスの極右政党・国民戦線(National Front、FN)が仏有権者の4分の1余りからの支持を得て同国の首位政党となる見込みであることが分かり、仏政界には激震が走っている。

仏内務省が発表した開票率80%の暫定結果によると、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(45)が率いる反移民・反EU政党の国民戦線が26%の得票を確実にした。これによりフランスが欧州議会に保有する74議席中の3分の1を国民戦線が占めることになる。

極右・極左などの「極」と言う字は、極端という意味です。極端な人間は少数派です、定義上。と言うことは、投票の26%を獲得し議席の3分の1を獲得するそれなりの大きさを持った政党を極右とは言えません。「極右」などというレッテルを張るよりも国民の中心が右の方向に動いているということを認識するべきであると思います。

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今回の選挙では「反移民・反EU政党」が勢力を拡大したと伝えられています。ヨーロッパで反移民の動きがあること(それも根強い)を見ると、私は、リベラルな、寛容の精神を訴え、多文化共生を訴える方々は庶民の事を理解していなかったのではないかと思います。

異教徒・異文化・異民族の移民が来たら、隣人になったら、庶民はどう感じるだろうか。それを理解していなかったのではないか。

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自分が子供のころ大阪万博がありました。私は小学生でしたが大阪万博に行きました。外国人を生で見たのは、その時が始めてではないかと思います。

当時の日本人の大部分にとって外国人を生で見ると言う経験は、一生に何度もあるものではありませんでした。

距離があれば寛容にもしていられる。タテマエも言っていられる。接する機会が少なければ日常じゃないから。

時代は進み、通勤の途中で外国語を耳にすることも多くなり、街中で外国人を目にすることも多くなった。日常になり隣人になったら、寛容なんてことは言っていられなくなる。キリストは言いました、「汝の隣人を愛せよ」と。生理的にダメな隣人を愛するのは、敵を愛するよりも難しかったりする。

恋人時代の週一回のデートなら、相方のおかしなしぐさを魅力的にも感じることもあるだろうけど、結婚して日常になったら我慢できなくなったりする。

異民族が日常になれば反発も大きくなる。生理的にダメって人間も増える。

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リベラル、エリート、知識階層は、異文化・異民族・異教徒の隣人に対する庶民の耐久性・感受性を見誤った。その結果がこの選挙結果に出ているのではないか。

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異民族・異文化・異教徒を乗り越えるためには、それ以上の価値観で上書きするしかない。移民の国アメリカが何かあると(イベントなどで)星条旗をふりまわしているのは、異民族・異文化・異教徒を乗り越えるために「アメリカという価値観」で上書きしようとしているからだろう。

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