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2014年6月 4日 (水)

民主国家成立の条件は何だろうか

民主国家成立の条件は何だろうか

日本経済新聞 社説:天安門事件を見直せない中国の危うさ
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO72236150U4A600C1EA1000/

中国の民主化を訴えた学生たちを共産党政権が武力で制圧した天安門事件から、きょうで25周年だ。民主と自由を求める声は絶えないが、共産党政権は力で抑え込む姿勢をむしろ強めている。

それで国民は幸福になれるだろうか。社会の安定を保ち経済成長を続けられるだろうか。アジアで最も大きい国の行方に、危うさを覚えざるを得ない。



当面、共産党政権が高圧的で強硬な姿勢を改める可能性は小さい。そう想定して日本は中国と向き合っていかなくてはならない。

安全保障で隙を見せない。経済で中国リスクに目を配る。何より、中国を責任ある大国へと促すための対話が、大切だ。

朝日新聞 社説:天安門25年―改革になぜ踏み出せぬ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

社会にかかわり、政治を考える人びとの層は着実に厚みを増している。国民の水準が低いとか、国情に合わないといった、民主化尚早論は通用しない。

イラク戦争後のイラク、アメリカが民主主義をおしつけましたが上手く行っているようには見えません。アラブの春は民主国家へと花開く前にしぼんでしまいました。タイでは何度選挙しても政治は落ち着かず、軍の力と国王の権威で国家を保っています。

民主国家成立の条件は何でしょうか?

それを満たすことなく民主化し選挙を実施しても不幸になるだけです。

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教育レベル、政治を考える習慣が条件の一つであるとは思います。しかし、それ以上に大切なのは政治的権利(参政権)を持つ国民が国民同士の仲間意識をもっているかどうかだと思います。憲法には、天皇陛下は国民統合の象徴とあります。

仲間同士であれば、話し合おうとするし、話し合って決めたことを守ろうとする。仲間でなければ「だましちゃえ」となる場合でも、相手に不利益を与えないように思いやる。

国民同士が仲間である、仲間意識を持つ、同じ国民として相手の意志と利益を尊重すること、自分の意志と利益を相手が尊重している(尊重しようとしている)と信じられること。それこそが民主主義成立と維持の精神的な意味での条件です。

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中国の知識レベルが上がってきていることは事実でしょう。その意味では良いかも知れません。しかし、中国人同士が信頼しあっているとは私には思えないのです。いま、中国が民主化したら分裂と大混乱をもたらすでしょう。

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あ、でも、中国に民主化しろとプレッシャーをかけるというか、民主主義ではないと非難することは、対中国の作戦の一つとして有効であると思います。

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