« 競争からは逃れられないのだから | トップページ | パレスチナは暴力をコントロール出来ていないように見える »

2014年8月19日 (火)

あたりまえのこと

あたりまえのこと

北海道新聞 社説:原発汚染地下水 最初から放出が前提か
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/557438.html

場当たり的な対応を重ねた揚げ句、行き詰まってから相手に困難な選択を迫る。あまりに不誠実なやり方と言わざるを得ない。

福島第1原発の汚染水対策で、東京電力と政府は、建屋周辺の井戸から地下水をくみ上げ、浄化して海に放出する計画を表明し、地元漁業者への説明を開始した。

東京電力の態度が誠実か不誠実かはともかくとして、浄化済みの元汚染水(十分に浄化された水は汚染水ではない)を放出しなければならなくなることは、当然に予想されたことで、単純な足し算引き算ができる頭があれば判ることだ。福島原発の敷地がどれだけ広いかはしらないけれど、どんなに広くても、いつかは置いておけなくなって溢れてしまうことになるのだから。

  *       *      *

魚業者(あるいは、それを利用しようとする反原発の活動家)が政治的に成功し過ぎると、東京電力は放出することができず、いつか事故という形で放出されることになるだろう。東京電力が意図的に事故を起こすと言っているのではない。どんなにがんばっても物理的に無理なものは無理だということだ。そして事故であるから浄化された水が放出されるとは限らない。浄化まえの汚染水が放出される可能性だってある。

政治的に成功することが被害を大きくする。魚業者にとっては皮肉な結果になる。

  *       *      *

読売新聞:自然科学への関心、日本最低…日米中韓の高校生
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140807-OYT8T50080.html

理科の自由研究をしたことがある生徒の割合は日本が一番高い(54.6%)が、小学5年をピークに減少しており、「社会に出たら理科は必要なくなる」と考えている割合は、日本が44.3%と最も高く、韓国30.2%、米国22.4%、中国19.2%だった。「将来、科学的なことにかかわる仕事に就きたい」と考える生徒は、米国(48.0%)、韓国(44.0%)、中国(31.8%)の順に多く、日本は27.6%だった。

福島原発の汚染水の問題は理科というより算数の問題というか論理的思考の問題だけれど、「『社会に出たら理科は必要なくなる』と考えている割合は、日本が44.3%と最も高く、韓国30.2%、米国22.4%、中国19.2%だった」ことは気になる。

細かい知識はともかくとして、大雑把でもロジカルな思考能力や科学知識は日々の生活にはともかく、政治的な判断をするときに、あまりにもおかしな主張を排除するために必要だ。

BlogRanking (読む価値のある記事だったらクリックお願いします)

|

« 競争からは逃れられないのだから | トップページ | パレスチナは暴力をコントロール出来ていないように見える »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107287/60174143

この記事へのトラックバック一覧です: あたりまえのこと:

« 競争からは逃れられないのだから | トップページ | パレスチナは暴力をコントロール出来ていないように見える »