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2014年9月21日 (日)

ラベルの付け替えや権限の移譲にごまかされるな

ラベルの付け替えや権限の移譲にごまかされるな

琉球新報 社説:スコットランド 自治権拡大は世界の潮流だ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-231845-storytopic-11.html

冷戦終結以降、EUのように国を超える枠組みができる一方、地域の分離独立の動きも加速している。国家の機能の限界があらわになったと言える。もっと小さい単位の自己決定権確立がもはや無視できない国際的潮流になっているのだ。沖縄もこの経験に深く学び、自己決定権確立につなげたい。

ラベルの付け替えや権限の移譲と機能や重要性の変化を見誤ってはならない。

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EUの機能や権限が増大する、地方自治体であるスコットランドの権限が増大する。結果、英国政府の役割が減っていくことになる。これを琉球新報は「国家の機能の限界があらわになった」と書いている。これは、間違いとは言いきれないが、見落としがある。

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「国家」とはなんだろうか。EUを「国家」と言うと間違いだろうか。

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いまヨーロッパで起きていることは、既存の国家(英国など)の機能や権限がEUや地方自治体へ移行しているということ。ここで、EUを国家でない何かだと考えると、「国家」という存在そのものの衰退に見えるだろう。しかし、EUを国家だと考えると、英国政府がEUと地方自治体に分解していくだけで、「国家」というものは場所と名前が変わっただけで、厳然と存在しつづけるように見える。

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国家とは「暴力の預け先」だと私は思う。人間は暴力を使ってしまう存在で、暴力でしか解決できない問題も起こしてしまう存在で、でも、社会生活で暴力を剥き出しにするわけにはいかないから、暴力を様々な方法でコントロールする。個々人の持っている暴力を国家に預けたりする。自分の身に暴力でしか解決できない問題が起きたら、自分で暴力をふるうのではなく、国家に解決してもらう(警察に通報する、裁判に訴えて強制執行してもらう)。

他の国家からの暴力から守ってもらう。

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仕事の必要性がなくならないなら、仕事をする存在もなくならい。存在しなくなったように見えても、名前を変えたり隠れたりして、どこかに存在している。人間が暴力を振るってしまう存在である限り、「国家」はなくならい。名前を変えるだけだ。ごかまされちゃいけない。

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