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2014年9月25日 (木)

強者と弱者

強者と弱者

読売新聞:「三菱重工上告しないで」 報告集会で原告ら訴え じん肺逆転勝訴
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20140924-OYTNT50133.html

三菱重工業下関造船所(下関市)で働き、じん肺になったとして、下請け、孫請け会社の元従業員らが三菱重工業(東京)に損害賠償を求めた訴訟で、原告勝訴を言い渡した24日の広島高裁の控訴審判決。原告らは喜びにわきつつも、提訴から6年半に及ぶ裁判を振り返り、「三菱重工業は上告しないで」と訴えた。

強者と弱者は、ときに逆転する。一般的には大企業が強者で大企業を訴えている原告が弱者だ。しかし、「上告しないで」と言えること、それがマスコミでどう扱われるかといったことを考えると、強者と弱者が逆転する。

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原告が「上告しないで」と言っても非難されないだろう。批判的に報道されることもないだろう。では、大企業側に有利な判決が出たときに、大企業が「上告しないで」と言ったらどうなるだろうか。どういうふうに報道されるだろうか。

原告側は弱者だから言えて、大企業は強者だから言えない。いや、この場面では強者と弱者が入れ替わっていて、大企業には発言する権利がない、つまり弱者になっていると言うべきではないだろうか。

発言もできない者を強者というのはおかしいのだから。

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自分は弱者で、強者・権力と戦っているつもりでいたら、いつのまにか弱いものイジメをしていたってことになるかもしれない。

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私は三菱重工にもじん肺にも詳しくありません。これは、このニュースを読んで連想したことで、じん肺訴訟の原告らがイジメをしているなどと言うつもりはありません。

あくまでも一般論です。

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