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2014年9月 5日 (金)

民主政治における少数派の態度はどうあるべきか

民主政治における少数派の態度はどうあるべきか

北海道新聞 社説:第2次安倍改造内閣発足 多様な民意を聞き入れよ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/560782.html

国民の「知る権利」を脅かす特定秘密保護法の成立の際に見られたのは、主権者としての国民を軽視する態度だ。集団的自衛権の行使容認は憲法の平和主義からの逸脱である。

憲法の基本理念と現実との乖離(かいり)をことさら強調して改憲への支持を広げ、最後は数の力で決着させる。そんな政治は容認できない。

少数意見の尊重は民主主義の基本原則である。多数による少数派の抑圧が行き過ぎれば激しい反発を招き、民主政治の運営が困難になる。議論を尽くし、接点を探る態度が大事だ。

民主政治を成立・維持するため多数派のあるべき態度は多く語られている。発言の機会を与えること、譲れるべきところは譲り接点を探ること、など。では、少数派のとるべき態度は語られているだろうか。

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少数派の意見は通らない。だから実施されない、責任もない、何を言っても良い。そういう甘えが少数派にはないだろうか。そして、そいういう甘えが何をもたらすだろうか。

多数派が、聴くふりだけすれば良いと思ってしまわないだろうか。民主政治の形骸化をまねかないだろうか。

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少数派より多数派には、より大きな責任がある。より多くの権限を持つことになるのだから当然のことだ。しかし、それは少数派に責任がないことを意味しない。民主政治のなかで発言の機会を与えられる以上、民主政治に資する発言をする(少なくとも破壊する発言をしないようにする)責任がある。

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日本の野党・政府に反対する市民団体の発言や行動を見聞きすると、私は、彼等は民主政治のなかでの少数派としての立場に甘えているように思うときがある。

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民主政治を成立・維持するため多数派の義務は確かにある。でも少数派にもるべき態度というものがある。それは語られているだろうか。

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コメント

社会党あたりが言い出したようですが、民主主義の原則に 少数意見の尊重 などというものは有りません。
あるのは、たった一人の意見でもネグレクトせず、言わせてやれ です。

左翼の常套手段 曲解ですね。最近では 憲法は権力者を縛るものですかね。

投稿: 八目山人 | 2014年9月 5日 (金) 10時51分

少数派のすべきことは、説得して自分たちの意見を多数派にすること。
採決の段階になっても少数ならば、多くの賛同を得れなかったということであり、民主主義では切られて当然。

日本の少数派の悪い点は、採決の後も採決結果が気にいらないと多数派の横暴と言って横紙破りすること。
横紙破りこそ、民主主義の破壊。

投稿: a | 2014年9月 7日 (日) 11時05分

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