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2014年10月15日 (水)

奴隷制度と日本国憲法の欺瞞性

奴隷制度と日本国憲法の欺瞞性

NHK:「イスラム国」が少数派教徒奴隷に 批判高まる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141015/t10015417611000.html

「イスラム国」は、イラク北部の都市シンジャルやその周辺で、少数派のヤジディ教徒たちを虐殺したり、女性や子どもを誘拐したりしています。

これについて「イスラム国」は、インターネット上に掲載している機関紙の最新号に、「奴隷制の復活」と題した記事を掲載し、「ヤジディの女性や子どもは、イスラム法に基づいて『イスラム国』の戦闘員に分け与えられた。奴隷となったヤジディ教徒らは、戦闘員たちによって売られている」と伝え、誘拐したヤジディ教徒を奴隷として扱っていることを明らかにしました。

日本国憲法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

奴隷制を復活させた(させようとしている)国(地域を支配する集団)があり、その周辺の国々、そして国際社会が手をこまねいている一方で、国際社会を日本国憲法は「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」と定義しています。

憲法前文なんてタテマエとは言え、現実との乖離に慄然としてしまいます。

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「イスラム国」のやっていることを是認なんて出来ませんが、奴隷制度を行っている、そういった集団がいることは事実で、周辺国も言葉での非難は十分にしていますが、実効的なことは出来ていないのも事実です。この現実を見据えずに外交や安全保障を語っても説得力はありません。

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理想は良いですけれど、現実認識を誤っていては何事も失敗してしまいます。

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