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2014年10月19日 (日)

他山の石

他山の石

NHK:韓国転落死事故 「安全崩れた」と衝撃広がる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141018/k10015510621000.html

このため、安全対策を徹底していれば事故を防げたのではないかという指摘が出ていて、韓国メディアは「韓国の安全が再び崩れ落ちた」とか、「セウォル号の沈没事故から何を学んだのか」と伝えるなど衝撃が広がっています。

事故を巡っては、コンサートを主催した団体で安全対策を担当していた男性が18日朝、近くの路上で死亡しているのが見つかり、警察は男性が17日夜、警察の事情聴取を受けていたことや、現場の状況などから男性が自殺したものとみて調べています。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。また、怪我をされ方が一日も早くご快癒なさいますように。

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韓国からのニュースを見ていると日本の悪いところがギュッと圧縮されているように見えて鬱になってしまう時があります。この事故の第一報の時はそうでもなかったのですが、続報に接するとそんな気分になってしまいました。

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「韓国メディアは『韓国の安全が再び崩れ落ちた』とか、『セウォル号の沈没事故から何を学んだのか』と伝えるなど衝撃が広がっています」

安全は一朝一夕でできることではありません。事故原因は無数にあり、ひとつひとつを潰してゆくのに時間がかかります。いえ、ひとつひとつに気がついてゆく(経験してゆく)のに、どうしたって時間がかかります。

次の事故が起きて、「(前の)事故から何を学んだのか」なんて日本のマスコミ(コメンテーター)も騒ぎますけど、それぞれの事故は違います。そんなに簡単だったら誰も苦労はしません。安全には地道な努力と経験(そして時には人命)が必要なのです。感情的に騒いでどうにかなるようなものではありません。

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「コンサートを主催した団体で安全対策を担当していた男性が(中略)自殺したものとみて調べています」

真面目な人だったんだろうな....ご冥福をお祈り致します。

真面目な人達が集まっているのに事故が起きる。人間の限界だったりシステム(制度)に問題があるということ。

事故が起きたとき、責任者探し(生贄探し)をしてしまうのは人間の性ですが、それでは改善に繋がりません。責任の追求と原因の解明は同じようで違います。また、責任追求(と感情の満足)に力点がおかれると、担当者が責任逃れの為に事実を話さなくなります。それでは原因が明らかにできず、同じ原因の事故が繰り替えされることになります。

日本でも事故の時の責任者さがしは行われていますし、それが原因で原因究明に支障を来しているのではないかと思うこともあります。責任の追求をしてはならないとは思いませんが、程度と方法は考えるべきと思っています。

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