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2014年11月16日 (日)

らしさってなんだろう

らしさってなんだろう

朝日新聞:男らしさ女らしさって… ありのままの自分でいたいのに
http://www.asahi.com/articles/ASGBV5307GBVULFA002.html

「男なら泣くな」「女は愛嬌(あいきょう)」。知らず知らず、私たちは「男/女らしさ」を意識する。でも、らしさってなんだろう。追い詰められる性的少数者の人たちや、とらわれる男たちの姿を通して考える。

「とらわれる男たち」

「とらわれる」とか「とらわれた」という言葉には悪いイメージがある。しかし、「男/女らしさ」などの世間が押し付けてくる「常識」(この場合は「らしさ」)というものは役に立つ道具なのだ。そして常識は多数派にとっては無理のないように出来ている(でなければ「常識」にはならない)。

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もし、「らしさ」というものが存在しなければ、各個人はそれぞれ自分の「らしさ」を作らなければならなくなる。さて、そんな事が出来る人間は、どれくらいの割合だろうか。私は、多くないと思う。

多くの人間は流されて生きている、というと言葉が悪いけれど、個性を発揮するところなんて生活のほんのわずかな部分であって、それ以外の部分は(生活の大部分は)常識にしたがって生きていて、その方が悩まなくてよいし、効率的で楽だ。

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人工知能の言葉に「フレーム問題」というのがある。簡単に言うと、考える枠組みがないと(ちょっとしたことを決めるのでも)森羅万象を考えなければならなくなって、破綻してしまうということ。「ちょっとしたこと」が「ちょっとしたこと」であると判断するためにありとあらゆる事を考えなければならなくなる。

人間にとって「らしさ」や「常識」は枠組み(フレーム)であって、これがなしには何も出来ない。人間には「らしさ」や「常識」が必要なのだ。

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らしさってなんだろうか。

私は「らしさ」は人間が楽に生きるための道具だと思う。そして、多くの人にとって、そこそこ妥当なものに仕上がっているルールだと思う。

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「らしさ」の内容を疑う能力は必要だけれど(そこから逸脱した時のために)、「らしさ」は必要なのだ。「らしさ」の内容を疑うことと「らしさ」の存在を疑うことは全く違う。

引用元の記事に「でも、らしさってなんだろう」とある。こういった記事を読んでいると「らしさ」の内容を問うことと、「らしさ」の存在を疑うことが混同されているように思えてしかたがない。

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