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2014年11月18日 (火)

言論の自由と戦争

言論の自由と戦争

中日新聞:日章旗に「MONNA」 浜松から出征、米で発見
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20141117/CK2014111702000075.html

旗の左下には「MONNA」と、この地域に多い「門奈」姓のローマ字表記とみられる記述もある。米国などで戦争当時の日章旗が見つかるケースは多いが、ローマ字表記の寄せ書きは非常に珍しいという。

村松(旧姓・門奈)静江さん(80)=笠井新田町=は「心当たりがない」と話す一方で、「ローマ字や英語を使うことは考えられない時代。もし書いたら大変なことになる。あえてローマ字で書く理由があったのかも」と思いを巡らせる。

稲穂支部長は「戦争を経験した地元の多くのお年寄りが驚いている。ただ、この旗は戦争初期に書かれたのかもしれず、まだ自由な表現が許された時代だったのかも」と推測。「戦争が激しくなるにつれて言論弾圧が進んだ。表現の自由が保障された社会の大切さが身に染みる」と話す。

「この旗は戦争初期に書かれたのかもしれず、まだ自由な表現が許された時代だったのかも」という事は、戦争が起きたときは言論の自由があったと言うことです。戦争は言論の自由があっても起きる、と言うことです。

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戦前、日本の戦前に自由があったというと信じられない方も多いと思いますけれど、日本は大正時代に普通選挙を行った民主国家です。明治維新から大正時代にかけて、日本は徐々に民主化していきました。そして大正時代には(男子だけですけれど)政党があり普通選挙を行うまでになっていました。

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アメリカはいろんな国を民主化していますけれど、例えばイラクとかアフガニスタンとか独裁政権を打倒して、民主的な選挙をやって、とりあえず民主国家の体裁を整える。しかし、うまくいった例は多くありません。

日本の民主主義はアメリカに与えられたものでもありますけれど、しかし、それ以上に大正時代~昭和初期への回帰でもあるのです。いえ、庶民レベルでの知識や経験は外部の人間が与えることの出来るものではありません。自らが獲得するものです。

日本の戦後民主主義がそれなりに上手く機能したのは戦前の経験があってこそです。

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言論の自由は大事なものであることに疑問の余地はありません。しかし、言論の自由があっても戦争は起こるということを再認識させてもらった記事でした。

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コメント

日本の左翼は「戦前は暗黒時代だった」、、みたいなデマを飛ばしますけど、実は暗くなったのは敗戦間際の短い間だけのようです(戦争末期は物資も無く、民心の動揺もあり言論を抑えなければならない事情がありました)。
そして議会政治は終戦まで維持されました。
戦時中に何度も政権交代があったのが、その証拠です。
日本は戦前から、ずっと民主主義国でした。
よく戦前は女性の参政権が無かったから民主主義国じゃないとか批判されますが、フランスやイタリアだって戦前、女性参政権はありませんでした。
スイスに至っては女性参政権が認められたのは1990年代に入ってからです。
ですから、戦前の日本の民主主義が遅れていたというわけではないと思います。
当時の人々の記録を見ると、空襲などが始まり戦争が激化するまでは、市民の日常も穏やかで明るいものだったようです。

投稿: とおりがけ | 2014年11月18日 (火) 16時47分

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